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その少女は異世界で中華の兵法を使ってなんとかする。  作者:
第30話 積疏=物事には、プラスの側面もあれば、マイナスの側面もある
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その3(全3回) 陰陽はバランスが大事で、一方に偏れば必ず他方にふれる

 どうして多くの連邦人が暴動を起こし、ダードウ攻略戦に参戦したのか?


「今の生活に不満があるから」


 革命によって自由で、平等で、友愛に満ちた世の中になるはずだったのに、あいかわらず生活は苦しいままだ。


「民本党に(あお)られたから」


 生活が苦しくなる一番の原因は、今の政治が資本家(ギルド)の利益ばかりを優先していることにある。


「勝ち馬に乗りたいから」


 民本党が優勢なので、今のうちに民本党に味方して暴動に参加したほうが、あとで「おいしい思い」をできるだろう。


「とりあえず共通することは、民本党を支持したほうが自分たちの得になるからだ。だから、民本党を支持すると自分たちが損をすると思えば勢いを失うだろう」


 カンチ博士は、そう分析していた。


 そして、実際そのとおりになる。


『祖国に反旗をひるがえすなら、必ず家族を見つけ出して殺す』


 謫兵(たくへい)団長の冷酷な声が拡声器(スピーカー)を通じて戦場に聞こえてくる。


 これは本気だろう。事実、エイハイ基地で裏切り、ターレン要塞で寝返った連邦兵の家族は、その全員が逮捕され、自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)にされてしまった。


 しかし、だからと言って、生粋(きっすい)の民本党員は、ひるまない。


生半可(なまはんか)な気持ちで革命をやっているのではない。革命のためなら、すべてを犠牲にする覚悟はできている」


 しかし、反乱に参加している人たちのほとんどは、ふつうの人たちだ。民本党に(あお)られ、勝ち馬に乗ろうとしているにすぎない。


 だから、家族を人質にとられると、たやすく動揺した。


「家族を殺したくないし、殺されたくもない。だから、戦いたくない」


 民本党の義勇軍は、完全に浮き足だち、足並みもそろわなくなった。すっかり戦意を喪失している。これでは戦っても勝ち目はないだろう。


「革命の成功まで、あと少しだ! 今が踏んばりどきだ!」


 ヨン書記長をはじめとして民本党の幹部たちは、義勇軍を叱咤激励(しったげきれい)する。しかし、ほとんどの義勇兵たちが動かない。


 今、フワ侯爵の率いる遠征軍が連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)の猛攻を受けているが、遠くから傍観している。


 助けに駆けつけようという気配(けはい)すらない。


(とりあえず今、反乱軍を離れて帰れば、罪を免れるだろうか? 家族は助けてもらえるだろうか?)


 そんなことばかりを考え、じっと陣地に引きこもっている。


 なかには上官に対して食ってかかる義勇兵たちもいた。


「おれたちの家族が戦場に駆り出されているんだぞ! とにかく戦いを今すぐ止めろ! さっさと和解して兵を引け!」


 兵力を集中すれば勝てやすくなるし、兵力が分散すれば負けやすくなる。


 今や同盟軍は、みんなが1つになって戦えない状態に追いこまれていた。


「これは軍師殿の十八番(おはこ)――敵の兵力をバラバラにして弱めるという戦法を、敵にとられたみたいなものではないか」


 ヤマキ中将は(くや)しそうに独り()ちた。


 味方は兵力を集中し、敵には兵力を分散させる。そうすれば勝ちやすくなる。


「今や民本党の義勇兵は頼りにできません。ですが問題ありません。わたくしどもが不退転の覚悟をもち、ここを死守すればいいのです」


 フワ侯爵は決然と下知(げち)した。


 民本党の義勇軍が動かないうえ、シン帝国軍(遠征軍と北部軍)まで撃退されたとなれば、各地で決起している連邦人たちも戦意を喪失するだろう。


 そうなれば今回の作戦は失敗であり、形勢も逆転してしまう。


 これこそがカンチ博士の狙いだった。だから、謫兵(たくへい)団長は、カンチ博士の意をうけ、連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)による総攻撃を始めていた。


「頭をつぶせば、すべてがおとなしくなる」


 謫兵(たくへい)団長の考えだ。


 だから、フワ侯爵の本陣を狙い、遠征軍の陣地を集中攻撃する。


 アルキンたち百人隊は健闘した。襲いかかってくる狂戦士(バーサーカー)を突き飛ばし、自爆兵器を蹴り飛ばす。


 文字どおり取っ組みあいながら、スキをついて急所を狙う。みごとにヒットして敵が身悶(みもだ)えれば、すかさず(とど)めを()す。


 遠征軍の将兵たちも、たくみな連携プレイで善戦していた。数人が1組となり、放射状に一斉射撃する。そうすれば敵兵がすばやく左右に飛びのいても、そちらにも銃弾が飛んできているので命中する。


 ただし、いくらアルキンたち百人隊が健闘し、遠征軍の将兵が善戦しても、焼け石に水だった。ダードウからは次から次に連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)が出てくる。いくら倒してもキリがない。


 しかも、自爆兵器の破壊力はすさまじいし、狂戦士(バーサーカー)の強さは尋常(じんじょう)ではない。


 さすがのアルキンたち百人隊も疲れてくる。遠征軍の将兵たちも同じだ。そのせいで打ちもらしや、撃ちもらしが出てくる。


 数体の自爆兵器が、アルキンたち百人隊の攻撃をかわし、さらに遠征軍の将兵たちの不注意によって銃撃もされずにすみ、遠征軍の陣地に突っこんだ。そして自爆。


 どんなに塹壕を深くし、どんなに防壁を高くしていても、自爆兵器が飛びこんできて爆発すれば、ひとたまりもなかった。塹壕は消し飛んで埋まってしまうし、防壁は吹き飛んで消えてしまう。まったく無力だ。


 こうして無防備になったところから狂戦士(バーサーカー)が突入してきたら、もう目も当てられない。爆発のせいで被害を受け、態勢の乱れた将兵は、あっけなく殴り殺されていった。


 もちろん後詰(ごづめ)の将兵がすばやく駆けつけ、放射状に一斉射撃して狂戦士(バーサーカー)を撃ち殺す。しかし、被害は拡大するいっぽうだ。このままでは、そのうち対応できなくなるだろう。


「全軍、突撃!」


 ヤマキ中将の率いる1万の北部軍が、援軍に駆けつけてきた。輸送部隊の将兵ですら、武装して騎馬にまたがり、駆けている。


 北部軍の将兵は、いずれも騎馬をたくみにあやつり、連邦兵のなかを縦横無尽に駆けまわる。駆けまわりながら連邦兵を小銃で撃ち殺し、軍刀で斬り殺す。


 ランチェスターの法則にもあるように、戦うなら少しでも兵力を多くしたほうが兵力の損失を少なくできる。


 だからヤマキ中将は、これまでの陣地を放棄し、全軍をあげて駆けつけてきたのだった。ひと暴れしたら、そのまま遠征軍に合流する予定だ。


 おかげでアルキンたち百人隊も、遠征軍の将兵たちも一息つくことができた。


 しかし、根本的な問題は解決していない。今も連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)がダードウの城門からうじゃうじゃと湧き出てきている。


「自爆兵器どもは総数5万はいる。民本党員どもが動けない今、たかだか2万くらいの兵力では太刀打(たちう)ちできまい」


 謫兵(たくへい)団長は、城壁の上にいて戦況を眺めながら、ニヤニヤしていた。


 たしかにシン帝国軍(遠征軍と北部軍)は善戦健闘しているが、じわじわと押されている。幾重(いくえ)にも掘られた塹壕も、かなり破壊され、残り少ない。


 遠征軍の本陣は、目前にまで連邦兵に迫られ、陥落寸前と言っていいのかもしれない。


 だが、フワ侯爵に動じたようすは見られない。


(上にいる者が泰然自若(たいぜんじじゃく)としているからこそ、下にいる者たちも冷静沈着(れいせいちんちゃくに)に戦えるというものです)


 そう考えているのだろうか。本陣のイスにドンと腰をおろし、軍刀を前に立て、その上に両手を置き、瞑目している。余裕そのものだ。


 その近くのイスにはクリーがちょこんと腰かけ、静かに戦況を見守っていた。


 ◆ ◆ ◆


 太陽が天高く登っている。今や遠征軍の陣地は、数万の連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)の猛攻を受け、陥落寸前だった。


「勝ったな」


 謫兵(たくへい)団長はニヤリとほくそ笑む。


 そのときだった。


 先頭のほうを行く連邦兵の頭上で、爆発が起きた。それも一発ではない。無数の爆発が立て続けに起きた。そして、今も起きている。次から次に爆発が起き、その煙が視界を(さえぎ)っていく。


「なにが起きたのか!?」


 謫兵(たくへい)団長は、目を丸くしながら、だれとなく問いかける。


 しかし、それに答える者はいない。だれもなにが起きているのか分からなかった。


(まさか、また毒ガスか?)


 しかし、連邦兵に()きこむものはない。煙を吸っても、さほど苦しんでいるようすは見られない。


 ちなみに謫兵(たくへい)団長は知らないが、シン帝国軍は前回の戦いで毒ガスを使い尽くしていた。補給するまで在庫ゼロだ。


(ならば、目くらましかなにかか?)


 よく分からない。


 爆発は、連邦兵の頭上、その先頭から後尾に向かって、だんだんと移動していく。もはや連邦兵の頭上で爆発の起きていない場所はない。そう言ってもいいくらい多くの爆発が起きていた。


 おそらく爆弾が爆発したのだろうが、それは散弾の詰まった爆弾だったようだ。爆発の下にいた連邦兵は、体のあちこちにトゲが刺さっている。


 しかし、どちらかと言えば小さなトゲなので、刺さると痛いかもしれないが、致命傷にはならない。


「ウォーッ!」


 連邦兵は怒ったのだろうか。雄叫(おたけ)びをあげ、これまで以上に猛烈に走り、暴れるようになった。


 こうなれば、もはや猛獣(けだもの)だ。


(これは手がつけられない)


 と思ったら、いきなり倒れはじめた。


 どの連邦兵も口から泡をふき、体を小刻みに震わせて痙攣(けいれん)している。すっかり戦闘不能におちいり、おかげでフワ侯爵たち遠征軍は危機を脱することができた。


 次の瞬間、ダードウの左右――民本党の義勇軍から見て後方から、(とき)の声が聞こえてきた。


「おーっ!」


 まさに天を()かんばかりの勢いがある。


 まもなく数多く青い旗が見えてきた。それに続いて無数の騎兵も姿をあらわす。


 それらの騎兵は、猛烈が勢いで駆けながら、義勇軍が布陣している間を駆けぬけていく。その向かう先は、連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)がうじゃうじゃといる最前線だ。


 ところで騎乗している者たちの軍装は多彩だった。


 ターバンを巻いている者もいれば、たくさんの羽根飾りをつけた者もいる。


 みごとな甲冑(かっちゅう)で身を固めている者もいれば、上着を身につけず鍛え抜かれた肉体を見せている者もいる。


 まさに多種多様だ。


 そんな異彩を放つ騎兵たちの姿を見て、義勇兵たちはあっけにとられていた。


「おまえら(ほう)けてるんじゃねえぞ!」


 シャツのボタンをはずし、鍛え抜かれた肉体(からだ)を誇らしげに見せているチンピラ風の男が、馬を駆りながら怒鳴る。


「仲間を救いたいって言うんなら、すぐさま突撃しやがれ!」


 どこかで見たことのあるような男だが、この男が指揮官なのだろうか?


 男は怒鳴りながら、最前線を目がけてまっしぐらに駆け抜けていった。


 この頃、いきなり現れた多種多様な騎兵たちも、この男と同じように馬を疾駆させながら、あちこちで大声を出して呼びかけていた。


「敵はしびれて動けない! 今のうちに取り押さえ、縛りあげて生け捕りにしろ! そうすれば仲間を助けられる!」


 義勇兵たちは、戦場に目をやる。たしかに連邦兵――自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)の動きは止まっている。その場に倒れ、プルプルと痙攣(けいれん)している。


 なかには動いている連邦兵もわずかにいた。しかし、殺到してきた騎兵たちから棒で強打され、あっけなく倒されていく。


 そのころ遠征軍の本陣には、珍しい来客があった。


「失礼しますぞ」


 重低音のきいた声が響く。


 フワ侯爵やクリーなど、その場にいた面々が振り向くと、老人が立っていた。色鮮やかな甲冑(かっちゅう)を身にまとい、あなどりがたい雰囲気をかもし出している。


 その左右には、護衛だろうか、背が高くて筋肉質の男たちが数名、老人と同じように甲冑(かっちゅう)を身につけて立っていた。


 そのうちの1人は大きな青い軍旗を掲げている。皇族旗だ。年季が入っているようで、ちょっと汚れも見えるが、それでも皇族旗であることには変わりがない。しかも皇帝の旗印?


「お久しぶりです。族長」


 クリーはさっと起立して、お辞儀した。


「ふむ。息災(そくさい)でなによりだ」


 老人はクリーに暖かい目を向ける。


「お初にお目にかかります。シン帝国・連邦遠征軍・司令官のフワと申します」


 フワ侯爵も立ち上がり、挨拶した。


「司令官におかれましては、丁寧な挨拶を(たまわ)り恐縮であります。申し遅れましたが、ミン族以下55民族は、シン帝国の命を受け、ただ今、援軍に馳せ参じました」


 言いながら老人は(ひざまず)いて頭を下げ、臣下の礼をとった。護衛の男たちも同様にする。


 そう、この老人は、ミン族のスン族長だった。そして今、戦場で陣頭指揮をとっているのは、シャオ隊長だ。


 シャオ隊長は、開戦前にフミト元帥の命を受け、民族自治会を通じて連邦の圧政に苦しむ周辺民族――55民族に対して共闘を打診していた。


 それに対する55民族からの回答は――。


「われらの同胞がフミト元帥のお世話になった。同胞を救っていただいた以上、その恩に報いるのが(おとこ)というのだ。それに連邦から独立を勝ちとるチャンスでもある。喜んで兵を出そう」


 55民族の族長たちは、だれもがシン帝国との共闘を快く受け入れた。かくしてシャオ隊長を総司令官とし、ミン族軍とも連合して連邦に攻めこんだのだった。


 そう言えば、ミン族に伝わる教えに、こうある。


 そもそもプラスとマイナスは、バランスがとれていないといけない。


 これを連邦の政治にあてはめて考えるなら、その異民族政策はバランスがとれていなかった。抑圧(マイナス)自治(プラス)よりも強かった。


 それにプラスだからこそ、マイナスになっていくもの。ミン族では、そのように教えられている。


 どういうことか?


 力の上では連邦がプラスで、55民族がマイナスだった。戦えば連邦が圧勝する。55民族は連邦には逆らえない。


 だから連邦は、55民族をまるで奴隷のように酷使していた。


 しかし、「おごれる者は久しからず」と言う。調子に乗っていばっていれば、いずれしっぺ返しを食らうときがくるものだ。


 そして今が、そのときだった。55民族は結束して、連邦に反旗をひるがえす。


 そのせいで連邦軍は――正確にはダードウ守備軍は、切り札を失った。人質代わりの自爆兵器や狂戦士(バーサーカー)は、すべて生け捕りにされてしまった。


「すでに勝機は去ったな」


 カンチ博士の言葉だ。


 しかし、不思議だ。カンチ博士も今や窮地に立たされたのだから、少しは焦ってもよさそうなものだ。それなのに少しも焦りが見られない。むしろ楽しそうにすら見える。


全文訳『孫臏兵法』積疏


~積[山ほど]は疏[まばら]に勝ちます。盈[たっぷり]は虚[からっぽ]に勝ちます。径[近道]は行[まわり道]に勝ちます。疾[すばやい]は徐[ゆっくり]に勝ちます。衆[多い]は寡[少ない]に勝ちます。佚[らく]は労[きつい]に勝ちます。

 しかし、積にすべきときは、積にします。疏にすべきときは、疏にします。盈にすべきときは、盈にします。虚にすべきときは、虚にします。径にすべきときは、径にします。行にすべきときは、行にします。疾にすべきときは、疾にします。徐にすべきときは、徐にします。衆にすべきときは、衆にします。寡にすべきときは、寡にします。佚にすべきときは、佚にします。労にすべきときは、労にします。

 それに、積が疏になったり、疏が積になったりと、積と疏は転換します。盈が虚になったり、虚が盈になったりと、盈と虚は転換します。径が行になったり、行が径になったりと、径と行は転換します。疾が徐になったり、徐が疾になったりと、疾と行は転換します。衆が寡になったり、寡が衆になったりと、衆と寡は転換します。佚が労になったり、労が佚になったりと、佚と労は転換します。

 ですから、相手が積だからといって、こちらも積にしないといけないということもありません。相手が疏だからといって、こちらも疏にしないといけないということもありません。相手が盈だからといって、こちらも盈にしないといけないということもありません。相手が虚だからといって、こちらも虚にしないといけないということもありません。相手が径だからといって、こちらも径にしないといけないということもありません。相手が行だからといって、こちらも行にしないといけないということもありません。相手が疾だからといって、こちらも疾にしないといけないということもありません。相手が徐だからといって、こちらも徐にしないといけないということもありません。相手が衆だからといって、こちらも衆にしないといけないということもありません。相手が寡だからといって、こちらも寡にしないといけないということもありません。相手が佚だからといって、こちらも佚にしないといけないということもありません。相手が労だからといって、こちらも労にしないといけないということもありません。

 そもそも積と疏は、バランスがとれていないといけません。盈と虚は、バランスがとれていないといけません。径と行は、バランスがとれていないといけません。疾と徐は、バランスがとれていないといけません。衆と寡は、バランスがとれていないといけません。佚と労は、バランスがとれていないといけません。

 それに相手は、積だからこそ、疏になっていくものです。盈だからこそ、虚になっていくものです。径だからこそ、行になっていくものです。疾だからこそ、徐になっていくものです。衆だからこそ、寡になっていくものです。佚だからこそ、労になっていくものです~


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