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トウゲコウ

学校編ってかいたけれど、肝心の授業中は書いていない不思議。

ということで、四話目どうぞ!

「お嬢様、お嬢様!」

「んー?なにー?」

 リクトの声がしたから聞き返す。

「そろそろ起きないと学校間に合いませんよ!?」

「学校・・・・。昨日日曜だゃっけ?」

「えぇ」

「・・・・・」

 月火水木金土日月。

「!やば!」

 あわてて跳ね起きる。

 あわわわわ。やばいやばい!

「着替えるからでてって!」

「ご用意ができましたらおよびください」

 リクトは一礼すると部屋を出た。

 クローゼットから制服を引っ張り出してくる。

 やばいーやばいー♪って、じぶんで言っといてなんだけど呑気だな。

「よし!入ってもいいよ」

 外のリクトに声を掛けておく。

 後は髪の毛結ぶだけ。って、時計改めてみたらぜんぜん間に合うじゃん。

「髪の毛お結びしましょうか?」

「じゃあ、お願い」

 


 髪の毛を結ぶのを頼まれて、お嬢様の髪に手を掛ける。

 サラサラの栗色の髪はくしを通してもいちども引っかからない。

 触れていてとても気持ちがいいのだが、ずっと触っているわけにはいかない。

 こういう時は自分のいつもの真面目さが少し恨めしい。

 手早くお嬢様の髪を結ぶ。

「これでよろしいでしょうか?」

「うん。ありがとう」

 鏡越しにみる彼女の笑顔がとてもかわいい。

 

コンコン


「失礼します。お嬢様」

 扉を開けて入ってきたのはユリアだった。




 ユリアさんが部屋に入ってきて一度礼をすると、

「朝食のご準備ができました」

「わかったわ」

 もう一度礼をして部屋を出て行くユリアさん。

「では、行きましょうか」

「うん」

 朝ごはんを食べ終えて一度部屋へ戻る。

 かばんに教科書を詰める。

「うーん。やっぱり今日は教科書おおいよね・・・・」

「持てるんですか?」

「む、持てるに決ってるでしょ」

 意地張って持ち上げようとして、

「!お、重・・・・・」

「お持ちしまょうか?」

「大丈夫・・・・・」

 半分ひきずるうにして五分かけて部屋のすぐそばの階段まではこんだ

「ふぅ」

「全然運べてないですよ」

「大丈夫、大丈夫」

 少し休憩して、もう一度運び出す。

「階段踏み外さないでくださいね」

「そんなマヌケなことしませんよーだ」

 でも、かばんで足元が見えなくて、かばんがおもくて・・・。

「きゃあ!」

 バランスをくずしておもいっきり階段を踏み外した。

「お嬢様!」

 リクトに手を引っ張られる。

 リクトの胸に顔がうまる。

「やっぱり重かったんでしょう。おれが持ちます」

 ヒョイと私のあの重い荷物を軽々と持ち上げる。

「いいって!っつぅ!」

 右足に痛みが走ってうずくまる。

「どうされました!?」

「さっき、ちょっと捻ったみたい。でも歩けるから、大丈夫よ」

「そんなんで絶対に荷物もてないじゃないですか」

「・・・・・」

 確かに、そう、だけど・・・・。リクトつれてったら後々面倒なんだよ・・・・。





 徒歩十五分の場所にある私の通う高校。

 その高校に近づくにつれ、おなじ高校の学生の目を集めていく。

 そりゃあ、執事なんてつれてたら目を集めるわな。

 しかもそれがイケメンとあっちゃあ、女子のめせんがキツイ。

「エミリィさーん!」

「あ、リオ」

 後ろから私の名を呼んだ人の名を呼び返す。

「どうしたんですかエミリィさん。この人」

「・・・・。うちの執事・・・・」

「執事付きって・・・。どこかのお嬢様だったんですか?エミリィさん」

「えぇ」

「なんでつれてきたんですか?」

「今日の荷物がおもいうえに足をくじいたから。今日までつれてこなかったのは後のルーシィからの無駄な質問攻めに会いたくなかったから」

 聞かれることを先に答える。

「でも、昨日一緒に買い物してたひとってこの人ですよね」

「!・・・・ナンノコト?」

「ほら、ナンパされてるときに助けてもらってたじゃないですか」

「見てたの?」

「えぇ。一部始終を」

 別に今日リクトを連れてこなくても話がこじれたみたい。

「いいこと聞いたー!」

「うわっ!ルナ!?」

 ニヤリとわらう私の友人。

「日曜日に買い物、と」

 この学校のデータバンク。役に立つ情報を持ってることが多いんだけど、私についての噂やらなんやらも取り扱ってるからかなりむかつく。

 ルナにくってかかろうとしたら。

「お嬢様のご学友の方ですか」

 リクトがさりげなく邪魔をする。くそっ!今コイツを黙らせておかないと・・・。

「あ、初めましてリオといいます」

 ってリオが事項紹介してる間にルナは逃げ出す。あの野朗!

「リオ様ですね。いつもお嬢様と仲良くしていただきありがとうございます」

「いえいえ」

 リクトをうらみながらその後少し雑談をしてから教室へ。

 教室の扉を開く前にあの金持ち気取りのルーシィの声が外にまで響いていた。

 今日も金持ち威張りですか。精が出ますねー。


ガラララ


「おはようございまーす」

 教室の中が静まる。

「あたしの席ここだから、ここに荷物置いて」

「かしこまりました」

「はぁ・・・・」

「?どうされました?」

「ちょっと、ね。あとからくる災難を考えると・・・・」

「あ、先生方には話しておきますのでコレを」

「?携帯?」

「終わりましたらご連絡ください。お迎えに上がります」

「いいよ」

「その足で、どうやってこんなに重いものを運ぶんですか」

「・・・・はい」

 おとなしく従う。

「では」

 やっと、帰ったか。いや、まだ教員室にいるかな。

「ちょと!」

 あ、ルーシィさん。

「な、なんですの!あの方は!」

「うちの執事」

 もう、めんどくせぇ・・・・。

 さっき、ルカにした説明をそのまま返す。

 そしたら、黙った。黙っててもらわないと困る。

 その後もいろんなひとから質問攻めを受けた。

 リクトの名前は?とか誕生日は?とか、無駄な情報。

 つれてきた理由以外はもうめんどくさいから「知らない」で通す。

 なんか、教えたくなかった。

 つれてきた理由も、ルカにしたのをそのまま繰り返すだけ。

 あぁ、めんどくさいし無駄に疲れる・・・・。

「痛!」

 誰かの足が私の右足に当たる。

「あ、ごめんエミリィ」

「いや、いいよ」

 そのときは重要視してなかった。このときに蹴られたことを重要視してればあんな恥ずかしい姿晒さなかったのに・・・・・(号泣)




 授業が終わり放課後。

 約束どおり電話をする。

「あ、リクト。終わったから迎えに来て」

 あ、やべぇ。

(今朝の執事さんリクトっていうんだって)

(かっこいい名前ねー)

 うわぁ。リクトにも迷惑掛けそうだな・・・。

 数分もするとリクトが教室に来た。

「お待たせしました」

「はいはい、早く帰るわよ」

 で、立ち上がろうとしたその時。

「っ!」

 右足に激痛が走り、座り込む。

 恐る恐る足を見る。

「!お嬢様!?」

「何もしてないよ!?」

「何もしてないのに、こんなに酷くならないでしょう!」

 そう、わたしの右足は青紫色にはれていた。

 まともに歩けそうにないよね。

 少しおさえるだけで悲鳴を上げそうになるほど痛い。

「これじゃ、歩けませんね」

「うん・・・」

「失礼します」

 リクトは携帯を取り出しどこかに掛ける。多分家だろうな。車でも呼ぶのかな。

「はい、じゃあお願いします。え?はぁ、はい・・・」

「ん?終わった」

「お嬢様、失礼します」

「え?えぇ!」

 リクトに持ち上げられる。軽々と。

「ちょっと!車は呼んだんでしょ!」

「一歩も歩けないのにどうやって車まで移動するんですか」

「に、荷物は!」

「後で取りに来ます」

 さっき、持ち上げられてるって言ったけど、その持ち上げ方がお姫様だっこって!お姫様だっこだよ!?もう、やめてよ・・・・。恥ずかしい・・・・。

 でも、暴れたら落ちそうだし、暴れてもどうにもならないのは知ってるから止めておく。

 それに、恥ずかしいってだけで別に嫌って訳じゃない。

 って、何を考えてるんだか。なんか、おかしいな。

 絶対今顔赤い。ドキドキしてるし。

 ドキドキしてるのが、リクトにバレてないといいんだけれど。

登下校でエミリィとリクトがいちゃついただけでしたねw

学校編って書いたのに申し訳ありませんでしたm(_ _)m

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