ルナと連絡帳
申し訳ありません。
この小説の中で問題点をみつけましたので修正を入れます。
トウゲコウとガッコウが直されていて、謎の新キャラが登場してると思いますので(まだ、修正してないんです。要領悪くてスイマセン)読み直してみてください。
「今日、エミリィが休みか。だれか連絡帳届けてくれないか」
「あ、私が届けます」
私は誰かが何かを言い出す前に手を上げる。
「エミリィはルナの家の近くだったか?」
周りの皆に聞く。
誰も知らないとばかりに首を横に振ったり後ろの人に聞いたりしてる。
「いえ。真逆ですけど、エミリィの家知ってるの私だけですから」
エミリィはお姫様ってこと隠してるから、担任の先生も知らないはずだ。
「真逆なのか。じゃあ別の人に・・・」
「私が届けます!」
エミリィは誰かにこの秘密が漏れるのを嫌っているはず。
「そ、そうか。じゃあ頼むな」
「はい」
先生からエミリィの連絡帳を受け取る。
そのまま挨拶をしてみんな部活や下校に向かう。
「連絡帳届けないと」
今日は都合よく部活はない。エミリィの家よろうとすると一日仕事になるからな・・・。
「で、何かようですか?」
後ろのもの影に声を掛ける。
「なんでわかったの」
「しょっちゅうのことなんで。なれっこです」
いっつもいっつも誰かが尾行してくる。こうやって声を掛けて追い返すか、撒くかしないといけないからエミリィの家に行くのは一日仕事なんだよね。あ、半日仕事?
「私はあの噂の真相を突き止めたいの。そのためには彼女の家を知っておかないといけないのよ」
「ダメですね。エミリィは自分の家の事情を回りに知られるのを嫌がってます。というか絶対に知られたくない!って言ってましたし」
「そこを」
「ダメです・・・」
ん?ちょっと今引っかかった。
「あの噂ってどんな噂ですか?」
「エミリィがこの国の第一王女っていう噂」
どこから漏れた・・・?私は喋ってないし。でも噂ですんでるなら、どうにかごまかせる?
「この国に王女が居るなんて聞いたことないわよ」
「だから、噂なんじゃない」
「冗談。そんなわけないでしょ。私急ぐから」
連絡帳を片手に私は裏路地を進む。
「まちなさい!」
ミサが追いかけてくる。けど、
「!どこいった!?」
なれていない裏路地で迷ったみたい。まぁコレが狙いなんだけど。
でも裏路地を使えばエミリィの家も(私の家から)近い。
「ついた」
玄関(エミリィ談であり、実際は裏口。にしてもでかいんだけど)を勝手にあけて中に入る。
「曲者ぉ!」
どこの時代劇だ。
「っと、ルナ様でしたか。申し訳ありません」
兵士さんが槍を納めて私に頭を下げる。
「上司。誰ですか?」
「お嬢様のご学友だ。お前も礼をしろ」
後ろの新任兵士さんにベテラン兵士さんが声を掛ける。
「今日も連絡帳を?」
「えぇ。後ろから誰もついてきてないとは思うんだけど・・・」
後ろを振り返る。
「見ておきます」
「お願いします」
私は庭を突っ切り玄関をノックする。
「すいませーん。ルナですー」
私がそういうとガチャリと扉が開いた。
「ルナさん。いつもありがとうございます」
「いえ。いつものことですから」
「お疲れでしょう。お茶でもいかがです?」
「いえ。帰るの遅くなると困るんで」
「そうですか。またいつか遊びに来てください」
「あ、この間は本当に申し訳ありませんでした。夜だというのにあんなにさわいで・・・」
「いいんですよ」
リシェさんとたわいもない話をする。
「では」
「ありがとうございました」
私は家路を急ぐ。
あちゃー。話し込んじゃった。日が暮れ始めてるよ。今日は王家の事情でやすみだったのかな?エミリィの姿見かけてないし。
「急がないと」
私はそのとき気づけてなかった。あの人が後ろにいたことを。
(え、ルナさんってエミリィさんに連絡帳を届けにいったんだよね?なんであそこに?いや、入り口とは逆だから違うかも。でも、この間も・・・・)
あれ?雲行きが怪しい?




