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詩と少女  作者: 黒戯楼雅
4/7

四つ:忘れてた!!

ぎりぎりセーフで学校に着き、ほっと一息したかったが

そうもいかず・・・日直の仕事があったりで今日一日は早く過ぎて行った

あいにく今回の掃除当番でもあるためすぐには帰れないらしい・・・

「神村ー早く掃除するぞー」

「あ・・・分かってるー、ちょっと持ってて」

そういって私は日誌を早々と書き上げ箒を手に取り、掃き掃除を

することにした・・・5分後女子がなにやらグラウンドの方を見てキャーキャー叫んでいる

「んー・・・どしたの?」

「あそこ見て・・・イケメンいるのわかる?」

指を指した方向を私は凝視して驚く、安須巳が神経質そうな顔でこちらを睨んでいた

「げ!! ・・・あ!!」

いまさら思い出しても遅いような気がするのは私だけだろうか・・・

確かにあの時、迎えに来るとは言われたが・・・本当に来るとは・・・などとも

思いながら男子に後を任せることにしようとした・・・が・・・

「逃げるのか?神村、」

「ちっ・・・違う・・・これには深ーい訳があって・・・」

「逃げるのは反則だぞ・・・」

「お願い!安須巳さんを待たせてるの・・・今日迎えに行くって言われてたのすっかり忘れてたからさ・・・明日何か奢るからそれで勘弁して!」

「・・・しょうがねーな・・・わかった・・・明日必ず奢れよな・・・早くいけって」

「うん、必ず・・・ありがとう♪」

そういって私は教室を後にした。

急いで階段を駆け下り、下駄箱に向かう、鞄を脇に抱え、上履きを外靴に

取り替える、そして外へ走り出した。

「遅れてごめんなさい!」

私は安須巳さんの顔色を伺いながら謝る。すると安須巳さんは

少し神経質そうな顔で私を見て、何かあったのなら仕方がないな、といってくれた

「いくぞ、歪みがこちらに近づいてきている・・・ここで仕留めるのは流石にあれだ・・・

 兎に角ついて来い」

「はっはい!!」

そして私は安須巳さんの後をついていく事になった。


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