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色の理由

作者: 濁冷 呑
掲載日:2026/05/17

私の好きな色。


どこにでもあるスーパーの野菜コーナーで、そっと一つ選ぶ。

私にとってのビタミンで、いろどりで、生きていくために必要で。

でも彼にとってはピンクかもしれないし、彼女にとってはブルーなのかもしれない。


もう一つ手に取って、しばらく悩む。

そっと戻す。


一気に覚醒する色。


白けた日でも暖かくなれる色。


考えたくはないけれど、いつかは違う色を手に取る日が来るのかもしれない。


少なくとも今は、

この色を見るだけで感情が湧き立つ。


次に会えるのはいつなんだろう。



どうか、当たりますように。

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