第三章:朝活ダンジョンと禁断の部位 ゴブリンのアキレス腱
中2階からgeminiの解釈で後に家ではなくプレハブに住んでいる仕様になってます。
俺も、ん?って気付いた時にはプレハブ生活
それも面白いので採用しました
地下二階の住人
翌朝。道東の朝は早い。
午前五時、外はまだ薄暗く、吐く息は真っ白だ。仕事へ行く前に、俺は昨日のプレハブへと向かった。
「昨日の冷麺のおかげか、体が軽いな……。血圧も少し下がってる気がする」
中二階から降り、慣れた手つきでプレハブの地下へと潜る。地下一階のスライム共を無視して、さらに奥にある階段を下りた。
そこは、一階よりもさらに湿り気が強く、獣臭い「地下二階」だった。
「ギギッ、ギィ!」
暗闇から現れたのは、緑色の醜悪な小鬼。ゴブリンだ。
手には粗末な棍棒を握り、こちらを威嚇している。
個体:ゴブリン
LV:2
体力:100 / 力:50 / 知力:5 / 素早さ:35 / 運:5
ドロップ:棍棒、腰布、魔石(小)、ゴブリンの爪
「スライムよりは歯ごたえがありそうだが……」
俺の視界には、すでに【魔物食】による「解体線」が浮かび上がっている。
特に、あいつの足首のあたり。あそこに、異様に輝く線が集中していた。
『特殊ドロップ:ゴブリンのアキレス腱』
『説明:極上のスジ肉。煮込めばA5ランクの和牛に匹敵する。人型への忌避感がなければ最高の食材』
「……和牛だと? 44歳低所得、A5ランクなんて何年食ってないと思ってんだ」
忌避感? そんなもの、三高と低所得に悩む中年にとっては、空腹と栄養価の前では無意味だ。
俺はバールを両手で構え、ゴブリンに向かって突進した。
「そこだッ!」
ゴブリンの振り下ろした棍棒を紙一重でかわす。素早さ77。昨日より体が動く。
すれ違いざま、俺はゴブリンの足首――アキレス腱の解体線を正確にバールで叩き切った。
「ギャアッ!?」
バランスを崩したゴブリンの首筋へ、さらに追撃の解体線を叩き込む。
光の粒子が散り、その場に残ったのは、期待通りの戦利品だった。
【戦闘リザルト】
討伐数:ゴブリン × 1
【通常・特殊ドロップ】
ゴブリンのアキレス腱 × 1(確定ドロップ)
魔石(小) × 1
棍棒 × 1
ゴブリンの腰布 × 1
【レアドロップ(運180の効果!)】
スキル【繁殖強化】 × 1
「繁殖強化……? いや、独身の俺にこれが必要になる日が来るのか?」
苦笑いしながら、俺はすべてのアイテムを【∞収納】に放り込んだ。
本当なら今すぐ煮込んで食いたいところだが、時計を見ればもう六時半だ。そろそろ着替えて仕事に行かなければならない。
「アキレス腱……スジ肉か。帰ってきたらじっくり煮込んでやるからな」
俺は隠しステータスの「フェロモン」が20(一般人の半分)しかないことも知らず、極上の肉を手に入れた満足感だけでプレハブを後にした。
さあ、現実世界の「低所得」な仕事の時間だ。
現在のステータス
名前:サトシ(44)
LV:2
体力:107
力:67
知力:90
素早さ:77
運:180
フェロモン:20(※一般人40)
【保有スキル】
魔物食、∞収納、分裂(×2)、繁殖強化(New!)
次回ゴブリンちゃんと食べます




