ミッション:ムスビ・アンテーン輸送船団護衛②
イーリスがふわりふわりと海中の海月のように、風に舞う蝶のように動くのに対し、ウインドベルは留まることを知らぬ疾風であった。風となった機体は名前の通りに鈴の音を鳴らす代わりに、ミサイルと小さなビームを発している。
バーフウは狙いをイーリスに定め、輸送船団へ攻撃を仕掛ける素振りを見せずに、イーリスを中心として縦横無尽に飛んでいる。
ダイドウの事前の想定を超える動きを見せるウインドベルに、ウルメのブリッジで戦況を見守るダイドウは固唾を飲んでいたが、アイリスの技量もまた彼の想像を超えており、今のところ危うい様子はない。
そしてまた戦っているのは、アイリスばかりではなかった。ウインドベルにやや遅れて、別方向からドムラカン三機を率いたGSが輸送船団の横腹を突くようにして接近していたのだ。
『レッカ、アイリスのお嬢ちゃんが相手を抑えてくれている。お前もいいところを見せなけりゃ、先輩としての面子が丸つぶれだ。ビビらずにいけ。相手のバトルポッドもGSも、お前の機体よりは強いなんてことはない』
間借りしていた輸送船に残るクリフォードからの激励に、ライジングフォースのコックピットに収まったレッカは、ヘルメットの奥の表情を引き締めた。緊張と恐怖と不安と、それらにわずかに勝る闘志が、その表情を形作っている。
「分かっています。あんな小さな女の子があそこまで戦っているんです。僕だって、少しの意地くらいはありますよ!」
『いいねえ、ピーピー俺に泣き言を言っていた時と比べれば、ずっとマシな面構えだ。お前もようやくいっぱしのパイロットになってきたかねえ?』
「弱音を吐いてもなにも変わりはしないって、学びましたから」
『そうか。ま、実戦の最中だ。悠長におしゃべりするのは終わりだ。敵のGSからの攻撃に注意して、まずはドムラカンの数を減らしていきな』
「はい。レッカ・ヒボシ、ライジングフォース、行きます!」
バーフウと別方向から姿を見せた宇宙海賊は、有人のGSオロンと紐づけられた無人のドムラカンの四機編成だ。オロンを後方において、ドムラカン三機が楔型の陣形を組み、後方の輸送船を狙って距離を詰めてきている。
ザギオンの旧式重量機は右手にヘビーマシンガン、左手にレールガン、バックパックの右側に小型のビームキャノンと過剰なまでに火力を搭載している。
ドムラカンはバトルポッド用のリニアライフルとマシンガンの組み合わせだ。
ライジングフォースが輸送船団から距離を離し、ある程度前に出て迎撃しようとするのを見て、オロンのパイロット、ギゲールは太く濃い眉根を寄せ、野性味のある顔立ちにしては情けない表情を作る。
「いやだねえ。まさかバーフウさんがあそこまではしゃぐ相手が護衛についているとかさ。護衛がつくとしても並みの傭兵が関の山と思っていたんだけど。それでこっちにはライジングフォース、あの赤い閃光の愛機と同じ名前だが、やれやれ」
しばらく活動を休止していた赤い閃光が傭兵として復帰したのか、とギゲールは警戒の度合いを高めていた。
レッカの傭兵稼業がまだ始まったばかりで、機体の名前は同じでもパイロットは別人だと知れ渡っていない為に、ギゲールは自分の思い違いに気付かずにいる。
「バーフウさん次第で撤退も視野に入れておくか。まずは本物の“赤い閃光”かどうか、それを確かめるとしますかね。出番だぜ、行ってきな、お前ら」
ギゲールの指示を受けて、三機のドムラカンが加速しながら三方向へと散開して、狙いを輸送船団ではなくライジングフォースへと定める。
三機のドムラカンのリニアライフルが、少しずつタイミングをずらして発射されて、ライジングフォースに食らいつかんと迫る。
『一機ずつ仕留めていけ。バトルポッドの武器じゃあ、そうそうエネルギースキンを破られたりはしない』
これまでクリフォードから訓練や任務の度に繰り返し言い聞かされてきた言葉に、レッカは反射的に叫んで答えた。クリフォードのこの言葉が、レッカの中で一つのスイッチとして機能し、恐怖心を抑え込んで頭を落ち着かせてくれる。
「はい!」
三方から迫るリニアライフルをライジングフォースの下半身を大きく捻り、姿勢を変化させることで回避し、目まぐるしく変わるモニターの中にドムラカンを連続して捕捉。
バックパップのサブアームに固定された八連ミサイルポッド『エイトヘッズ』が、一斉に発射されて、二機のドムラカンへと迫って行く。四発ずつ分かれたミサイルを一機は避け切れずに、次々と命中を許してすぐさま爆散。
狙われたもう一機は回避機動とマシンガンの連射で三発のミサイルを撃ち落し、被弾を一発だけに抑え込んだ。
「一機落とし損ねた、けど!」
狙われなかったドムラカンが左右上下に細かく機体を振りながら、リニアライフルを連射して距離を詰めてきていた。
クリフォードに叩き込まれたGS操縦の基本を思い出しながら、レッカは逸る心を抑えつけてコントロールスティックを繊細に操作し、実体盾『ラヴェンナ』で機体の左半身をカバーし、ビームライフル『スコル』を機体に構えさせる。
北欧神話にて太陽神を追いかけ、神々の黄昏においてついには太陽を飲み込む狼の名前を与えられたビームライフルは、ブルースターに比べて銃身が短くその分取り回しがいい。
ミサイルを一発だけ被弾したドムラカンも体勢を立て直し、銃弾の小雨を降らしてくる中で、ライジングフォースは時折、大げさな回避機動を見せつつ、ビームライフルで果敢に反撃した。
ドムラカンは馬鹿正直にまっすぐに突っ込んでは来ず、蛇行するように動き回っていたが、レッカからすればシミュレーターで散々叩きのめされたクリフォードと比べれば、はるかに単調な動きだ。
少しはマシなAIが搭載されているようだが、新兵代わりが関の山だろう。そしてレッカはたった三度、しかし三度の実戦を経験し、生き残った傭兵だった。
「当てる!」
ミサイルを受けて、比較的動きの鈍っていたドムラカンをレティクルの中心に捉え、レッカの自分を鼓舞する為の叫びと共に発射されたビームが、ピンク色の軌跡を描いてドムラカンの胴体と腰の接続部分を撃ち抜き、その場で大きな火球へと変える。
上方から迫るもう一機のドムラカンのマシンガンをラヴェンナで防ぎつつ、レッカは機体を後退させ、そこにドムラカンを囮にして右方から回り込んでいたオロンのビームキャノンが唸りを上げて飛び込んでくる。
「っ!?」
反射的にレッカは重力場の方向を後ろから前方へと切り替え、かろうじてビームキャノンの直撃を避けるのに成功する。
加えてそのままスコルの銃口をオロンへと向けて、牽制のビームを立て続けに撃ち、回避と反撃を同時に行った点は、新米傭兵としては見事な行動だった。
ギゲールも鈍重なオロンの機体各所に仕込まれたバーニアを使い、反撃のビームを一発のみの被弾で抑え込んだのは、なかなかの手練と言える。
「避けた上にこっちにきっちり当ててくるたあ、中身は“赤い閃光”じゃなくっても、少しは出来る奴が乗っているなあ、これ。さてさて、手短に済ましたいんだがねえ」
「戦い慣れている人か」
『レッカ、無理に墜とそうとするな。俺達の仕事は輸送船団の護衛だ。ドムラカンを二機落としているんだ。順調だぞ』
「でも、このオロンのパイロットは手強い」
オロンと最後のドムラカンがライジングフォースを常に挟み込むように動き、ヘビーマシンガン、リニアライフル、マシンガンの三種の猛打が絶え間なく襲い掛かってきている。
目まぐるしく機体を動かし、避け切れない攻撃をラヴェンナで受けるレッカの粘り強さには、ギゲールも舌を巻く思いだった。おまけに回避の合間に発射されるビームが、機体の鼻先を掠めてゆく。
「良い動きをするね。傭兵にも腕利きが紛れているもんだ」
オロンを狙って連射されたビームを、機体を捩じって交わした先にエイトヘッズから発射されたミサイルが飢えた肉食魚の如く群がって来るのに対し、ギゲールはヘビーマシンガンの連射で冷静に撃ち落した。
ギゲールが回避と迎撃に時間を割いたわずかな時間を、レッカは無駄にしなかった。
ライジングフォースの背後に回り込んでいるドムラカンへ、右腕だけ百八十度回転させて照準を定める。ヘルメットのバイザーに後方のドムラカンとレティクルが表示され、その二つが重なる瞬間にスコルの牙が食らいつく。
宇宙の闇に走るビームが、安造りのバトルポッドを撃ち抜き、大穴が開いた次の瞬間には大輪の爆発の花を咲かせて、一瞬で消え去る。
「これでバトルポッドは全部片づけた。後は!」
「倍は連れてくるんだったかね。いや、コスモダガーが撃墜されるのが早過ぎたね、これは……おっとぉ!?」
引き連れてきたドムラカンの全滅に、ギゲールが予定通りにいかない現実に太い眉をしかめた直後、輸送船団の進行方向から飛来したロングレールガンが、オロンの左肩を直撃して機体を大きく揺らがせる。
バックパックを直撃しなかったのは幸いだが、エネルギースキンが大きく減衰し、機体の姿勢を大きく崩されたのは、ギゲールにとって手痛い。
「ちぃ、まさか、バーフウさんがもうやられた? いや、戦いながらこっちを狙ったのか!」
それはウインドベルと交戦中のイーリスから発射された一撃だった。高い機動性と速度を活かして飛び回るウインドベルと戦いながら、オロンを狙い撃つなど歴戦のクリフォードにしてもにわかには信じがたい離れ業だった。
イーリスは今もウインドベルと相対し、ビームガンとミサイルを掻い潜りながら撃ち合っているのに、レッカの状況を把握して狙いすました一撃を当てるとは。
「今だっ!」
「調子づくよな、そりゃ」
邪魔なドムラカンは全て排除し、オロンは不意の一撃を受けて体勢を崩した。この好機を見逃すほど、レッカは甘くはない。緩急をつけてライジングフォースを動かし、オロンとの距離を詰めながらスコルが連続して吠え猛る。
(ヘビーマシンガンは少しくらい当たっても構わない。ビームだけは回避と盾で受け止めれば負けはしない!)
迫るライジングフォースに対し、オロンは機体の後方へと重力場を設定し、後ろに落下しながら三種の武器を巧みに使い分けて火線を絶やさない。
不意打ちを受けても冷静に立て直したギゲールだったが、勢いに乗るレッカには正直、手を焼く思いだった。
「勢いに乗ったからって戦い方は雑にならないし、動きも単調にはならないか。その内、“赤い閃光”並みに活躍しそうじゃないの」
元々、速度ではライジングフォースに軍配が上がる。加えて重武装とあってはどうしたところで、距離を離すことは出来ない。
ギゲールが引き際を見極めようと思考を切り替えた隙を見抜いたのか、直感的に理解したのか、レッカは機体を最高速度まで加速させて、一息にオロンとの距離を詰めた。
「おお!?」
オロンの下方から一直線に飛び上がり、すれ違う瞬間にライジングフォースの左腕が右サイドアーマーからビームソード『ラディアンス』を抜き放ち、生成された光の刃がヘビーマシンガンとビームランチャーの銃身を斬り飛ばす。
「踏み込みが足りなかった!」
「ほっほう」
レッカの判断にギゲールは口笛を吹いて感嘆し、躊躇なく両手の武器をライジングフォースの背中に投げつけると、全速力で戦闘宙域からの離脱を始める。バーフウに撤退の通信を送ったが、どうやら熱中している様子ですぐに気付いてくれるかどうか。
「やれやれ、こりゃ任務失敗だわ。とはいえ命が大事、命が大事っと」
オロンから投げつけられた武器二つを避けたライジングフォースは、離脱する敵を追わなかった。
敵機の撃墜は今回の依頼内容ではなく、新たな増援かあるいは戦闘を嗅ぎつけた別口のアウトロー共がやってくる可能性があるからだ。
「クリフォードさん、アイリスの方は?」
『おう、一進一退ってとことか。お嬢ちゃんが撃墜に拘っていないからってのもあるが、お前が心配するような状況にはなっていないぜ』
普段、宇宙での移動に使っているシャトルのブリッジで、クリフォードはダイドウから共有されている戦闘映像に視線を映す。戦闘映像の中には、輸送船団と常に一定の距離を保つイーリスと、その周囲を飛び回り続けているウインドベルの姿があった。
何度目かのミサイルの斉射を、低出力モードのブルースターの連射で撃ち落されたのを見て、バーフウは楽しげに笑う。手強い敵との戦闘は、退屈な宇宙海賊ごっこの中で、彼にとって数少ない娯楽だ。
ミサイルの残弾表示はゼロとなり、火力は減じたがその分、機体は軽くなった。そうしてふと新しいメッセージが届いているのに気付く。
「ギゲールはもう退がったのか。ガーデンの新顔ばかりじゃなく、もう一人の傭兵も楽しい相手なんだな。いいな。鼻歌でも歌いたい気分だ。ふんふん、ふ、ふん」
本当にコックピットの中で鼻歌を歌い始めるのだから、この男の神経は随分と太く、愉快な繋がり方をしているらしい。パイロットの機嫌の良さが機体の動きにも反映して、時々、ウインドベルが弾むような動きを見せ始める。
その様子を油断なく見るアイリスは、当然、ウインドベルの動きの変化と呼応するようにリズムを変えたビームガンの連射に気付く。ウインドベルから攻撃は、わずかに掠めただけで直撃を受けていないから、イーリスのコンディションに問題はない。
「ん~。びゅーびゅうがぶわ、ぶんにかわった。たのしいの? うれしがっているのかな」
アイリスは冷静に敵を見ていた。ウインドベルが両手に握るビームガン『ファイアフライ』のエネルギーパックは、カタログ通りなら二十二発分のエネルギーがチャージされている。
予備のエネルギーパックがない場合、本体からのエネルギー供給に切り替えて撃つことは可能だが、それだけ重力制御ユニットやエネルギースキンに回せるエネルギーが減ることを意味する。
「はやいのがすきみたいだから、きたいからのえねるぎーきょうきゅう、しないよね。おそくなるもの」
これまで撃たれたファイアフライの数をしっかりと把握していたアイリスは、相手の残弾がゼロになる瞬間を辛抱強く待っていた。輸送船団から少し離れるとしても、ウインドベルに輸送船団を攻撃する手段がなくなるその時を。
バーフウはイーリスがこれまでのふわりふわりとした動きから、狙いを定めた猛禽か、はたまた血の臭いを嗅ぎつけた鮫の動きに変わるのを見て、ようやくに相手の狙いをサドル。
「来るか? そうか、凪の時を待っていたのか。風をよく読んでいる」
ファイアフライの銃口から新たなビームは発射されず、アイリスはウインドベルへの最短軌道を無防備なほどまっすぐに進む。エネルギーパックを交換する暇を与えるつもりはなかった。
レッカがギゲールを退けた以上、あちらに意識を割いて援護射撃を送る必要もなくなった。これで両手の武器をすべてウインドベルに向けられる、とアイリスは攻撃に思考のリソースを注ぎ込む。
ブルースターにワンテンポ遅れるタイミングでイチイバルが発射され、糸の切れた凧のように、あるいは蜻蛉のように自在に宇宙を飛ぶウインドベルへ襲い掛かり始める。
ウインドベルの速度、加速と減速、機動性、そしてパイロットの癖に至るまでこれまでの観察で得られた情報をイーリスのAIが分析し、常人では処理しきれない情報量をアイリスは容易く受け止める。強化手術を受けた脳が、神経が、細胞が、ようやく本領を発揮する機会に恵まれたのだ。
「ばんばん、ばばば、ばん」
ブルースターとイチイバルの銃口はウインドベルと見えない糸で結ばれているように、緩急自在の敵機を正確無比に追う。アイリスの口から抑揚のない言葉が零れ落ちると、これまでが嘘のようにウインドベルに命中弾が続いてゆく。
ビームがウインドベルのバックパックから伸びるウイングへ命中し、ロングレールガンの超高速弾が、か細い脚部や肩アーマーを捕らえてエネルギースキンに負荷を叩き込む。
揺れる機体の中で、バーフウは急激に射撃精度を上げたイーリスを見る。そのコックピットの中のアイリスまで、見通そうと試みているかのようだった。
「俺を捉えたか。熱がない。冷たいわけでもない。お前は狩人というよりも番人か、あるいは弓矢そのものか。うん、今回は失敗だが個人的には収穫があったから、いいな」
あまりに自由人過ぎる考えを口にして、バーフウは降り注ぐビームとレールガンに対して、これまでとは違う逃げる為の動きを織り込んだ動きで回避に成功する。
アイリスが即座に射撃パターンを変更するが、その間にウインドベルは躊躇なくイーリスと輸送船団に背を向けると、用は済んだとばかりにフルスロットルで戦闘宙域から離れて行く。
完全に逃げに徹せられては、イーリスに追いつく術はない。トリガーを引き続ければ、一発か二発は当たるだろうが、それもエネルギースキンを削るだけに留まる。
それが分かり切っていたから、アイリスは無駄弾を撃つのを止めて、距離の離れた輸送船団へと機体を戻した。
『アイリス、周辺に敵機の反応はない。一旦、補給に戻れ』
ウルメで新しい敵機の反応に神経を割くダイドウからの通信に、コントロールスティックに添えられたアイリスの指がピクリと動く。所有者からの命令は、自らをパーツと認識するアイリスにとって、なによりも優先される。
「けいかいはふよう? ほかのうちゅーかいぞくがくるかのうせいはない?」
『スリープモードの機体も拾えるようにレーダーの設定を変更した。今度は事前に気付ける。それにイーリスとライジングフォースとで交互に補給させるから、完全に無防備にはならん』
ダイドウの話しぶりからして、既にクリフォードと話はつけてあるのだろう。アイリスは機体と武装のステータスに異常が生じていないのを確かめ、ダイドウの命令に従った。
「りょーかい。あいりすといーりす、うるめにもどります」
『ああ。とりあえずはご苦労だった』
「うん。がんばった。ほめて」
実にストレートなアイリスの要求に、ダイドウは一瞬、呆気に取られた。彼の知る強化人間らしからぬアイリスだが、それにしてもこの要求は意表を突くものだった。
ダイドウは少しの間を置いてから、ようやく褒め言葉を絞り出す。あまり、人を褒めるのに慣れていないらしい。
『……お前も機体も無事でなによりだ。護衛対象にも損害はない。見事な仕事だ。お前は俺の期待以上の働きを見せてくれた』
「えっへん、えっへん、えっへんへん」
それは喜びの表現なのか、とダイドウは相変わらず抑揚のないアイリスの言葉に疑問を抱いたが、アイリスの機嫌を損ねる必要はないと黙って言葉を飲み込んだ。大人の判断である。
やる気が無かったのにアイリスと遭遇してやる気を出した変人エースとモチベーション低めの癖アリベテランコンビが敵でした。レッカは新人としては非常によく頑張りました。




