目指すはギルドランド
フューゼ達が出航して10分程経つ。
しかし特段気付かれた様子もなく
問題なく船は動いていた。
「今の所は何ともなさそうだな……。 」
「フューゼ……」
モナが心配そうにフューゼを呼ぶ。
「どうした?モナ。」
「ギルドランドの拠点標ないからとりあえずまっすぐ進んでるけど……こっちで大丈夫……?」
「あー……そうか。拠点標ないと手動で船を動かさないといけないのか。シルビア、わかるか?」
「ギルドランドの知識等はありますが海上での方角に関しては……。地図上では西になりますのでこちらかとは思われますが……」
自信なさげに指差しするシルビア。
「なんじゃギルドランドに行きたいのか?それならこっちだぞ」
リヴィアがパチンと指を鳴らし大きく腕を振るう。
すると船がゆっくりと旋回を始めた。
「うおっ!何をしたんだ?リヴィア!」
「なぁーに海流を操作してこの船がギルドランド側に向かうようにしたんじゃ」
そう言うとモナに近寄るリヴィア。
そしてモナの頭を撫でる。
「モナ。まっすぐ操舵すればギルドランドにつく。モナならできるぞ」
撫でられ喜ぶモナ。
「えへへ///ありがとうリヴィア……!」
リヴィアは相当モナを気に入ったみたいだ。
モナも嬉しそうでよかったが……。
リヴィアが居なかったらギルドランドにも
着けなかったかもしれないな。
……勉強するか。
「シルビア、ちょっと来てくれ。俺の部屋で勉強を教えてくれないか?」
「えぇっ!?な、何の勉強ですか!?」
目を開き驚くシルビア。
「この世界について知りたい。」
「あっ、そういう事ですか。了解です」
あからさまにテンション下がるシルビア。
「……?無理しなくていいぞ?ただシルビアはなんでも知ってるから教えてもらおうと思ったんだが……。」
「……!!お任せ下さい!」
先ほどと一転目を光らせるシルビア。
そしてフューゼとシルビアは部屋へと向かったが
それを見ていた1人が後をつけていた。




