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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第5章〜聖都スノーフィス〜
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スノーフィスへの一時帰還

なんとかフューゼはリヴィアを連れついに

スノーフィスに到着した。


「さぁ、どれがヴァンドラの船だ?」

キョロキョロするリヴィア。


「あれだ。」

フューゼが船の方を指差す。



「なーんじゃ、普通すぎるな。ヴァンドラ」

少し小さな船を見てがっかりするリヴィア。


「そうか?今止まってる船の中じゃ飛び抜けてでかくないか?」


「は?飛び抜けてでかい……?」

小さな船の奥の巨大な船をみるリヴィア。



「え?これじゃなくてこっち……?」

小さな船と巨大な船を見比べるリヴィア。

そして徐々ににやける顔。



「くくくっ!!あはははは!やはり面白いな!ヴァンドラ!」

にこにこしながら船に向かうリヴィア。


「まぁ、喜んでくれたならよかったか。シルビア、アリス、モナ取り敢えず乗り込むぞ。」



船の下についた一同。

「ホープ!起きてるか?」

叫ぶフューゼ。


「もちろんッス!!今縄はしごを降ろすッス!!」

すぐに反応したホープが縄はしごを降ろす。



そして、船上に昇った一同。

「おかえりなさいッス!!……って誰ッスか?」

リヴィアを指差すホープ。



「新しい仲間だ。自己紹介してくれ。」


「おぉ!オイラはブラーゼ・ホープ!ヴァンドラの兄さんに名付け(ネーミング)してもらったッス!!よろしくッス!」

右手を差し出すホープ。


「……ヴァンドラに名付け(ネーミング)…。羨ましい奴じゃ。私様はリヴィア。海神竜リヴィア。聞いたことくらいあるだろう?私様はヴァンドラ以外に興味無いがとりあえずよろしく」

ぷいと顔を背けながらも握手するリヴィア。


よろしくッス!と笑顔で握手した後急に驚くホープ。

「えええぇぇぇ!!?リ、リヴィア!?スノーフィスの大渦作ってるリヴィアッスか!?え!?何で!?」


「うるさいな……。単純にヴァンドラが好きだからじゃ」



少しぽかんとしたあと頷くホープ。

「…………いやー、ヴァンドラの兄さん凄すぎるッスね。規格外ッス。ふらーっと行ってスノーフィスの海神竜連れ帰って……というかお持ち帰りって……。」


「ホープ。その表現は止めなさい」

不機嫌そうなシルビア。


「シ、シルビアの姐さんが怖いッス。」


「くくっ、放っておけ。ホープだったか?私様にこの船を案内してもいいぞ?」


「さっそく名前呼んでくれて嬉しいッス!!じゃあ早速案内するッス!」



ホープとも問題なく溶け込めそうだな。

どうなる事かと思ったがリヴィアは結構

適応出来てるみたいだな。

……よし。俺も挨拶しに行くか。

「みんな、出航準備だけ整えておいてくれ。俺はキャラットに最後の挨拶してくるよ。」


「キャラット?誰じゃ?」

首を傾げるリヴィア。


「俺達全員世話になった仲間だ。この船の操縦とかも教えてくれたんだ。挨拶無しには出航出来ない。」


「ふーん……マリーにも会うのか?」


「極力会わないようにするさ。さぁ準備しておいてくれ。なるべく早く戻る。」

船を降りようとするフューゼ。


「あっ、シルビア、アリス、2人は出航前の準備と、あれば買い出し全般を頼んでいいか?」


「お任せ下さい」

「うん!任せてー!」


「……モナは?」

寂しそうなモナ。


「モナは船の操縦を確認しておいてくれ!頼むぞ?」


「……うん!わかった」


「ありがとう。なら行ってくるよ。」

フューゼは船を降り

スノーフィスの謁見の間の方角へ歩み出した。


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