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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第5章〜聖都スノーフィス〜
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予期せぬ来訪者

フューゼ達は絶望感に駆られながらも

村にあったシャベル等で

シレネの村人達だったものを埋葬していた。


「フュゼ様、多分もう埋め終わったと思うよ」


「……そうか。みんな、お疲れ様。」

くそ……今回も何も出来なかった。

俺じゃ奴を止められないのか……?


「……ヴァンドラ様。1度スノーフィスに戻られますか?」


「そうだな、1度報告に戻るか。」

フューゼ達が移動しようとするが

きょろきょろして動かないモナ。


「どうした?モナ。」



「何だか……どこかから…嫌な感じ……」

モナの言葉を聞き一気に緊張の走るフューゼ。


「ベロウズか!?」



「ん……少し違う気がする……。でもすごく嫌な感じ」


「シルビア、アリス!警戒しろ!」

モナを囲みつつ周囲を警戒する3人。


しかし何も現れる気配はない。



「……何も来ませんね」


「あぁ。……そうだモナ!その嫌な感じはどこから感じるんだ?」

フューゼに聞かれて集中するモナ。


「多分……あっちかな」

モナが指差す方には祠が見えた。


「……祠のようだが……特段変わっているようには見えないな……。」


「ヴァンドラ様、お下がり下さい」


「え?」

祠を覗いていたフューゼより前に出るシルビア。

そして右手を胸の前にかざした。

「“愚かなる者の心の臓よ、最期の鼓動を献上せよ。生地獄(ヘルズリア)”」

右手に魔力の球体を作り出し祠に撃ち込むシルビア。

その魔力は祠に当たると同時に大きく爆ぜた。



「うおおぉ!?シルビア!なんだその魔法は!そして何で撃った!?」


「これは本来対象の胸付近に撃ち込むと心臓の周りの肉だけを綺麗に焼き爆ぜることの出来る魔法です。相手に最期自分の心臓を認識させて絶望させる魔法ですがあの祠が怪しいとの事で撃ち込みました」


……シルビアに前相談無しでの行動を怒られたが

シルビアも相談必須にしないといけないな……。



フューゼがそんな事を考えているその時だった。



「最近贄も寄越さずにいたと思ったらこの仕打ち?人間風情が何をした」


1つの声が祠から響いた。


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