表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第3章〜幻想都市グリーディア〜
34/227

魔力の差

シュパッ!


レベッカが放った矢はフューゼの脳天目掛け

放たれた。


がしかしその矢を掴み投げ捨てるフューゼ。


「ほぅ。矢を掴むか。面白い」

再度矢をつがえるレベッカ。

そして矢を放つ。


「……。」

フューゼもまたそれを掴もうとする。


「……加速」


ギュン!

急に加速した矢に反応が遅れるフューゼ。


カァン!

フューゼの脳天を捉えたかと思われたが

魔力防壁により矢は弾かれ床に転がった。


「チッ、完全に捉えたと思ったが厄介だな。貴様の体」

そう言い終わると同時に風狼(ウィンドウルフ)

3体無詠唱で呼び出すレベッカ。


「これでどうだ?」

そして風狼(ウィンドウルフ)は同時にフューゼを襲う。


パァンと凄まじい音をたてたが

フューゼに傷はついていなかった。


風狼(ウィンドウルフ)まで効かない……!?どうなっている……?」


「もう終わりか?次は俺の番だな。」

レベッカに向けて手を向けるフューゼ。


「……行け。」

フューゼの手元から5体の風狼(ウィンドウルフ)が現れた。


そして一斉にレベッカを襲う。


「くっ……!」

レベッカも風狼(ウィンドウルフ)を出し相殺する。



……ここまで風狼(ウィンドウルフ)を使いこなすとはな……


「これはどうだ?」

レベッカは目の前に風狼(ウィンドウルフ)を1体だし

そしてそれを矢で射抜いた。



矢には風狼(ウィンドウルフ)が宿りフューゼに襲いかかる。


パァン!と大きな音が弾けたと思うと

すぐさまザシュザシュとフューゼを切り刻む風狼(ウィンドウルフ)



緑の風が消え、フューゼの姿が現れる。


そこにはレベッカを指差すフューゼ。

そして少し右の方を指差した後に左へと

線を引くように腕を動かす。


そして手を開き腕を掲げた。

するとレベッカの前に大きく横に広い炎の壁が現れた。


「ぐっ……!!」

炎の壁を見据え悔しそうに顔を歪ませ俯くレベッカ。


ヴァンドラとはここまで魔力差があるのか……!?

こちらとてグリーディアの王だぞ……!!



そのまま炎の壁に向かって1体の風狼(ウィンドウルフ)を放つフューゼ。



それを見ていたキャラットは

レベッカに向かって駆け出す。


「レベッカ!!危ない!」


「なに……!?」

レベッカが正面を向いた途端、炎の壁から

燃えた風狼(ウィンドウルフ)が飛び出した。


「……っつあぁぁ!!」

ガン!と音を立てキャラットは

燃えた風狼(ウィンドウルフ)を弾き飛ばした。


「キャラット!!」


「大丈夫……です。横から弾いただけなので……」

キャラットの掌からは血が滲んでいた。


「くっ……あたしのせいで……!」


徐々に消える炎の壁。


怪我をしているキャラットを見て少し驚くフューゼ。


「当てるつもりはなかったんだがな……。グリーディア王、もういいんじゃないか?」


「何……?」


「そこのキャラットも怪我してるしこれ以上争う気は無い。ロングソードの手当てもしてくれるならそれでいい。」


「…………舐められたものだ。もうそんなレベルの話しではないんだよ」

立ち上がるレベッカ。


「これで終わらせる。貴様の全てを切り刻む!!」

レベッカは弓を担ぎ、両手を広げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ