表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
222/227

生地獄の雨

「この数なら捌けないでしょう」

シルビアが右手を水平に動かすと多数の生地獄(ヘルズリア)が顕現した。


「あの魔法を…この数か…!!だが…!」

あれだけの魔法を使うとなりゃ魔力をかなり消費するはず…。

このタイミングで詰めにきたってことか…!


生地獄(ヘルズリア)!!」

無数の魔力球がアーサーに向け放たれる。


「面白ェ…!!滾るぜ…!雷雲の構え、雷神開手!」

様々な角度、速度で飛んでくる生地獄(ヘルズリア)を受け流していくアーサー。


1つも失敗できねェ。

我輩ですら当たるとタダじゃ済まない魔法をこの頻度…!!そしてこの精度…!!

「カカカッ!面白ェぞ…!!イグニ!!」


「この数を…捌きますか…。戦神アーサー…!」

さらに生地獄(ヘルズリア)を撃ち込むシルビア。


「オオゥ、イグニ!貴女も熱くなってきたかァ!?」

笑顔で捌き続けるアーサー。


「ちっ!」

額に汗の滲むシルビア。


疲れが見えるな…。

この機は逃さねェ…!!

「行くぜェ!イグニィ!!」

受け流していた生地獄(ヘルズリア)をシルビアに向け軌道を変えるアーサー。


「くっ…!ここで…!ハァ!!」

生地獄(ヘルズリア)をだし相殺するシルビア。


「いい魔法だ。火力も申し分なく精度もいい。だがなァ…」


「なにを…」


「我輩もただ正面からしか魔法を返せない訳じゃねェ。」


「なっ…!」

背後を確認するシルビア。

大きく弧を描いた軌道で背後から迫る生地獄(ヘルズリア)


「ヘルズリ…くっ!!」

相殺を狙うもクラリとするシルビア。


「限界か?いい魔法だったぜ。」


ドォォォン!!

アーサーの魔力が足され火力の増した生地獄(ヘルズリア)が大きく爆ぜた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ