表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
205/227

怨恨の大剣

「先程は壮絶な試合でした…。イードルスには戦士の休息を祈りましょう。」

剣を胸の前に立て目を瞑るスイング。

そして剣を掲げる。


闘技場は静寂に包まれた。



そのまま数秒姿勢を維持し、剣を収めるスイング。


「では、次の試合に参ります。皆様、この試合も見逃す訳にはいきません。我らがアロンダイト隊長を破りその強さを見せつけたグリーディアのロングソードvs戦神トール・アーサー先代頭領!この2人が今ぶつかります!!」

わぁぁぁぁぁ!!!

静寂からうってかわり大きく盛り上がる会場。


ロングソード、アーサーの両名が入場する。



「キミの情報が得られれば…と思っていたけれどまさか本人と会えるなんてね」

鋭い眼差しでアーサーを睨むロングソード。


「なんだァ?女。我輩を探していたのか?」


「……そうだよ。ボクを覚えているかい?」


「悪いが記憶にねェな。」

即答するアーサー。

その瞬間にロングソードから溢れる殺気。


「…そう。ボクが弱くてつまらないかったから覚えてないんだね。今度こそキミかボクが死ぬ時が来たんだよ」

手を掲げ大剣を顕現するロングソード。


「ほォ、いい武器だな。でけェ剣はそれだけで強い。だが女、我輩は殺されるつもりも殺すつもりもない。」


「前も聞いたよ…!!そのセリフ!!」

ガギィィィン!!

突如アーサーに斬りかかるロングソード。


ニヤリと笑みながら大剣で防ぐアーサー。


「太刀筋も良し。記憶にはねェが楽しめそうだ。」


「女だから斬らないなんて戯言を聞くつもりは無い…!!ボクに斬られろ!!さもなくば斬ってみろ!!」


「ロングソード!開戦を待たず斬りかかったぁ!!アーサー先代頭領から異議申告はありません!このまま試合を開始致します!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ