第4試合決着
くそっ…!こんなチビにオレが苦戦するなんて…!
「うおおあぁぁ!!」
突進するエテロ。
両手を開くモナ。
「愚かなる者を遮断せよ!地獄炎壁!!」
左右の手を交互に何度もあげる。
「こんな炎…!!」
そのまま炎壁に突っ込むエテロ。
抜けた先にもまたも炎壁。
「あぁぁぁああ!!」
さらに1つ2つと炎壁を突き破るエテロ。
ぐじゃり。
その時またも身体が宙を浮く。
なんだ…!?
何かに足を取られた…!!
バタン!
地に落ちるエテロ。
「ぐっ…ぁぁぁ!!」
悲痛な叫びをあげる。
「やっぱりよくわかんないけど…地面だと痛いんだね」
地獄鞭を構え近づいて行くモナ。
顔を歪ませるエテロ。
足元を確認すると拳大の肉。
何だこれは…!?肉…!?
なんでこんな物が…!!
「まだやるの…?」
気付けばモナの攻撃範囲。
反撃を警戒しているのか少し距離を取り
エテロに問いかけるモナ。
「オレは戦いを投げ出したりはしない…」
「…わかった」
地獄鞭を振るうモナ。
バチン
エテロの頬を打つ地獄鞭。
その瞬間吹き飛ぶエテロ。
「え……?」
驚くモナ。
エテロはゴロゴロと転がり気を失っていた。
判定員が戦闘不能宣言を出す。
「決着だぁ!!勝者はモナ!!一気に形勢逆転し勝利を手中に収めたぁ!!!」




