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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第6章〜傭兵国家ギルドランド〜
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出会いの報告

「おっ、おかえり2人とも。」

月光牡丹に帰ってきたシルビア、アリス。


「ヴァンドラ様、既にお戻りでしたか」

「ただいまー!フュゼ様!」


「どこに行ってきたんだ?」


「ヴェグル洞窟です」


「ヴェグル洞窟!?」

驚くフューゼ。


「魔鉱石を見に行こうとしたのですが最奥には行ってないです」


「引き返したってことか?怪我はないか?」


「ご心配ありがとうございます。私もアリスも怪我はありません。しかしながら先代のギルドランド王トール・アーサーにでくわしまして…」


「先代のギルドランド王…トール・アーサー!?」


「戦神か?」

横からひょこりと顔を出すリヴィア。


「そうですね。リヴィアは詳しく知っているのですか?」


「1度手合わせをした事があってな。彼奴は強いぞ?」

にやりとするリヴィア。


「手合わせした事あるのか!?リヴィア。」


「あぁ。あくまで手合わせだったが贄の力が無いと厳しいじゃろな。彼奴を倒すのは」


「リヴィアがそこまで言うのか…!」


「確かにその戦闘力は凄まじかったですね」


「なに…!?戦ったのか!?」


「いえ、目の前で戦闘をみただけです。ごろつき共を消し去ってましたよ」



消し去るってどういう事だ…。気になる…。

「…とりあえず敵対はしてないんだな?」


「戦神アーサーの付き人…にしては弱々しかったですが女性がいまして私達が彼女を救った事により恩義を感じているようでした。」


「なに?誰か助けたのか?」


「はい。ギルドランドの者に手を出してしまいましたが少なくとも私は殺しをしてません」

少し心配そうにフューゼを見つめるシルビア。


「…ありがとな。偉いぞ。」

頭を撫でるフューゼ。赤くなるシルビア。


「よかったね!シルビー!」


「う…うるさいっ…///」


「俺達は船に向かってホープに会いに行ったんだが…。ギルドランドの副頭領を名乗るランスロットという人物と出会ったぞ。」


「副頭領…ってシルビー」

シルビアの方を見るアリス。


「ん?どうかしたのか?」


「先程話していた先代ギルドランド王のアーサーですがどうやら副頭領に斬りかかったことで国を追われたようなんですよ」


「なに?そうなのか?」


「詳細はわかりませんが事実のようです」


「副頭領を斬って…か。ランスロットはあんまり悪い奴に見えなかったが…何があったんだ…?」


「わかりません…。が、戦神アーサーも理由なく斬りかかる人物とは感じませんでした」


「そうか…。俺はしいて言うならモナが船に近付く時に嫌な感じがすると言ってたのが気がかりだ。」


「嫌な感じ…ベロウズの時のようにですか?」

モナに問いかけるシルビア。


「あんなに酷くは無かったけど…嫌な感じがした」


「まぁ船に近付く俺達にランスロットは警戒してたみたいだからそれにモナが反応したって可能性もあるが頭にいれておいて損はないな。」


「そうですね」


「有意義な情報ありがとな。2人ともお疲れ様。今日はゆっくり休んでくれ。」


「はっ。ありがとうございます」

「はーい!」



「さてと、ヴァンドラ。話しは終わったな?続きをしようかの?」

ちらりとシルビアを見るリヴィア。


「続き…?」

フューゼに怪訝そうな目を向けるシルビア。


「水の魔力の注ぎ方はわかったか?ヴァンドラ?」


「ぅえ!?」


「ヴァンドラ様…?」

ゴゴゴと背景に見えそうな表情のシルビア。


「そんなこと教わってないだろう!?なぁモナ!」

同意を求めるフューゼ。

モナは一瞬リヴィアの方をちらりと見る。

目配せするリヴィア。

「………モナはよくわかんない」


「えぇ!?」


「ヴァンドラ様…!リヴィア!!」


「ククッ!ハハハハ!!」

勘違いし怒るシルビア。

それをからかい遊ぶリヴィア。


最終的にはネモーネで幕を閉じ、その後リヴィアとシルビアが3人に魔力について教えを説いた。

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