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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第6章〜傭兵国家ギルドランド〜
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休息

一夜明けて、フューゼ達は朝食を済ませていた。


「本日はどうされますか?」

外に出る準備を整えながら声をかけるシルビア。


「今日も特訓といきたいが…詰め込みすぎもよくない。各自体を休めてくれ。」


「休息日…ですか」


「休むことも大切なんだぞ?連日特訓して昨日はクイーンも倒した。」

アリスの元へ歩み寄るフューゼ。


「アリス、クイーンの命玉貰えるか?」


「クイーンハートだね!はい!フュゼ様!」

小袋にいれて渡すアリス。


「俺はこれをホープに渡しに行く。船番頑張ってくれてるからな。」


「優しいねー!フュゼ様!」

笑顔のアリス


「船に行くならモナも…いきたい」


「ん?ガルルグルに会いたいのか?」


「がるる達にも会いたい…。ホープにもお礼言いたいから…」


「いい子だな、モナ。」

頭を撫でるフューゼ。

頬を染めるモナ。


「各自好きにしていいが1人で動くのは避けてくれ。ヴァンドラ所属ってだけで襲われる可能性やまた決闘挑まれるかもしれないからな。」


「わかりました。アリス、リヴィア、独断行動は慎んで下さいね」


「小娘じゃあるまいし安心せい」

ククッと笑うリヴィア。


「ほらほらーまたネモーネする空気感ださないのー!」

ドタバタする3人。


「…まぁ大丈夫そうだな。行くぞ、モナ。」

モナとともに外に出るフューゼ。



船に向け歩を進める2人。


視線を感じるものの襲われることはなく…



そして船に到達した。


「うーん……」

うなだれるモナ。


「どうした?」


「何だか…少し嫌な感じがする…」


「何?どこからだ?」

フューゼがそう聞くと船を指さすモナ。


…モナは敵意感じるスキルを持っている可能性があるとシルビアが言ってたな…。

ホープは無事なのか…!?


「モナ、急ぐぞ。俺に捕まってくれ。」

手を差し出すフューゼ。

両手で掴むモナ。


モナを持ち上げ肩車の要領で担ぐフューゼ。

「しっかり捕まってるんだぞ?」

ググッと足元に力を込めるフューゼ。

ぎゅっとしがみつくモナ。


足元に力を集中させて…解放する!

ボン!

フューゼが足を伸ばすと同時に炎が弾け高く飛び上がる。


そのまま甲板に着地するフューゼとモナ。


そこには驚いた表情のホープ。


そして、腰に差した剣に手をかけこちらを見据える男がいた。

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