表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第6章〜傭兵国家ギルドランド〜
133/227

近接戦闘訓練

「さて、俺も訓練しようかな。」

元気になったモナを確認し、肩を回すフューゼ。


「ヴァンドラ、近接戦闘の特訓に使うといい」

そういいリヴィアが手を振る。


どちゃり。


「あぅっ…!」

濡れたシルビアが正面に落とされる。


「おお、シルビア…。」

濡れた身体で時折びくんと跳ねる姿…艶かしいな…。


「…っと、なんでシルビアと近接戦闘なんだ?」


「魔法に関しては私様との戦いの時しかりその圧倒的魔力でどうとでもなるじゃろうが近接戦闘は練習せねば向上せん」

両手を組むリヴィア。


「まぁ確かにそうだな。」


「今後魔法が通じん相手だったり魔力防壁をものともせん強者が現れた時このままでは危険じゃろ」

フューゼを指さすリヴィア。


「ロングソードちゃんに斬られた時確かに怪我してたね、フュゼ様」

フューゼを覗き込むアリス。


「…そうだな。あの時は…。」


「ほう、もう経験済みか。その時はどうしたのじゃ?」



「相手を水魔法で覆って溺れさせたんだ。」


「水魔法で覆って…?エクシス・ヴァールのようなものか?」


「エクシス・ヴァール…あぁ俺に使ってきた水球が大きくなるやつか。たしかに少し似ていたかもな。」



……そのような高度な魔法まで属性関係なく使えるのか…やはり面白いな、フューゼ。

益々気に入った。

「そうか…ククッ!ヴァンドラも結構エグい事するのぅ」

笑うリヴィア。


「なっ…!あの時はしょうがなかったんだよ!」


「まぁ強い相手もこの世界にはいるという事じゃ。近接戦闘を練習していれば攻めにも守りにも活かせるじゃろ。」


「そういうリヴィアも近接戦闘苦手だろ?」


「私様の水魔法は防御と移動に特化してるから問題ないのじゃ」

ふふんと両手を腰に当てるリヴィア。


「…それこそ通用しなかったらどうするんだ。」


「ククッ、仮にそんな事があればヴァンドラ、おぬしが守ってくれるんじゃろ?」


「答えになってないしなんだかずるいぞ…。」


「まぁ私様よりこの小娘の方が近接戦闘は得意じゃ。練習相手に相応しいんじゃないか?」

チラリとシルビアをみるリヴィア。

シルビアは既に立ち上がっていた。


「大丈夫なのか?シルビア。」


「はい…。それより近接戦闘の特訓を行うのであればお相手させていただきますよ」

くるりとナイフを取り出すシルビア。


「小娘はやる気みたいじゃぞ?」


「…近接戦闘に関しては特訓するべきだとは思うし手合わせ願おうか。」

拳を構えるフューゼ。


「よろしくお願いいたします。ヴァンドラ様」

相対しナイフを構えるシルビア。


「頑張ってー!フュゼ様ー!シルビー!」

「2人の戦い……しっかり勉強する……!」

応援するアリスとモナ。


「さぁ、魔法無しの実力見せてもらおうか」

そういうとリヴィアが手をくいっと交差させる。


「はじめじゃ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ