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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第6章〜傭兵国家ギルドランド〜
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モナの全力

「愚かなる者を遮断せよ!地獄炎壁(ヘルズルウォール)!」

モナがリヴィアに手を向ける。

その瞬間リヴィアを囲むように地獄炎壁(ヘルズルウォール)が展開された。


「…暑いのは勘弁じゃな」

水魔法を展開し消火するリヴィア。

その瞬間眼前に炎球が迫っていた。


「…ッ!!エクシス!」

寸前でエクシスを簡易詠唱し炎球を防ぐリヴィア。


「やるじゃあないかちびモ…」

正面を見据えるがそこに散らばるのは焼け焦げた内蔵。


「ちびモナ!?まさか特攻してきたのか!?それとも魔力が暴発したのか!?」

慌てるリヴィア。


「騙してごめんね、リヴィア」


「なっ…!」

リヴィアが振り返ると地獄鞭(ヘルズルウィップ)を構えたモナが地獄鞭(ヘルズルウィップ)を振るう。


間一髪で躱すリヴィア。


「今のはよかったが…声をかけたのが間違いだったな」


「今のでも…ダメ…」



そうじゃ。モナは内蔵を吐き出すモリナマコのスキル臓物の雨(ジブレイン)を持っているんじゃったな…。

戦闘向きでは無いと思っていたがなかなか面白いじゃないか。


「気を落とすな。自分のスキルの使い方としてはよかったぞ」

リヴィアが声をかけるも俯いたままのモナ。


「もう…これしかない」

手をリヴィアに向けるモナ。


「ほぅ?なんじゃ?隠し玉があるのか?」


「…愚かなる者を業火で後悔させよ。地獄箱(ヘルズルボックス)…」

その瞬間リヴィアをゴゥッ!と炎壁が包む。


地獄箱(ヘルズルボックス)だと!?リヴィア!それはヤバい!」

慌てるフューゼ。


「…ヴァンドラが取り乱している…。よくわからんが最大警戒しろということか?」

ニヤリと笑うリヴィア。


「そこまでの大技を撃ち込んでくるか。面白い。未暴走での最大魔法受けてやろう」


「……あがれ」

右腕を掲げるモナ。

炎の威力が高まる。


「あがれ、あがれ」

ますます勢いを強める地獄箱(ヘルズルボックス)


「リヴィア…大丈夫なのか…!?」



地獄箱(ヘルズルボックス)に掌を向けるモナ。


「……笑止」

掌を握り込むモナ。

縮小を始める地獄箱(ヘルズルボックス)


地獄箱(ヘルズルボックス)はどんどんと小さくなっていく……。

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