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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第6章〜傭兵国家ギルドランド〜
129/227

圧倒的差

「ゃあ!」

モナが地獄鞭(ヘルズルウィップ)を振るう。


「エクシス」

片方の腕を地獄鞭(ヘルズルウィップ)に向けるリヴィア。


水球が現れ地獄鞭(ヘルズルウィップ)を受け止める。

ジュウと音を立て消える地獄鞭(ヘルズルウィップ)


「…っ!」


「私様相手に手を抜くつもりか?ちびモナ」


詠唱しないと…簡易詠唱の攻撃じゃ歯が立たない…

「…愚かなる者に躾を与えよ!地獄鞭(ヘルズルウィップ)!」

詠唱を完了するモナ。

一段と激しく燃え上がった地獄鞭(ヘルズルウィップ)が手に握られる。


「やぁぁ…!」

全身を使い地獄鞭(ヘルズルウィップ)を振るうモナ。


「エクシス」

またも水球をだすリヴィア。

ジュワリと音を立てるが地獄鞭(ヘルズルウィップ)をかき消した。


「詠唱したのに…!」

驚くモナ。


「その程度の攻撃ではエクシスで十分じゃ。では、こちらもいかせてもらおうか」

両手の爪をたてるリヴィア。


「エクシス・ネモーネ」

両手を水球に叩きつけるリヴィア。

触手がモナに襲いかかる。


「…っ!」

後ろにステップするモナ。


地獄炎壁(ヘルズルウォー…)…」

「遅い」


「…!?」

触手に絡め取られるモナ。


「や……っ!……くぅ…!!」


「いつぞやの戦闘と同じじゃな」

ニヤリとするリヴィア。


「前と同じくヴァンドラの助けを待つか?」


ギリッ…!

モナが歯を食いしばる。

「愚か…なる者を……遮断…せよ!地獄炎壁(ヘルズルウォール)!」

ゴウッと炎壁が立ち上がり触手を切断する。


「はぁ……っ!はぁ…!」

肩で呼吸をするモナ。


「ほぅ。自分でネモーネから抜け出たか」


「まだまだ…!」

駆け出すモナ。



モナを見つめるフューゼ。


モナの奴…接近戦に持ち込む気か?

だがあの時のように不意をつかないと…。


「エクシスを展開させないように近付きたいようじゃが…」

リヴィアが水球に掌をつける。


「エクシス・ヴォーア」

水球から手を離したあと軽く殴るリヴィア。

水球から水の弾丸が発射される。


「くぁ…っ!」

モナに直撃し弾ける。

その反動でモナが倒れる。


「今までの戦闘から学ぶ姿勢はよいが…攻撃が素直すぎるな。ちびモナ」


「くっ…」

立ち上がるモナ。


「エクシス・ヴォーア」

すかさず水の弾丸を発射するリヴィア。


水の弾丸が足元で弾け怯んだモナ。

その隙に次弾を直撃させるリヴィア。


「うぁぁぁ…!」

吹き飛び倒れ込むモナ。


「モナ!」

叫ぶフューゼ。


「…ヴァンドラも心配しているようじゃ。止めるか?」



ぐっと拳を握り込むモナ。

「……何もできてない…!終われない……!!」

立ち上がるモナ。

その目に強い意志がみえる。



そうじゃ。

その気持ちを力に変えるんじゃ。

飲まれずにな。


「終われないならどうする?」


「リヴィアを…倒してみせる」

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