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サキュバスの眷属になったと思ったら世界統一することになった。  作者: ちょび
第6章〜傭兵国家ギルドランド〜
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VSスグロナック

「…これはすごいな。」

奥に進んだフューゼが目にしたのは沈黙したクルネヴァを貪るスグロナック。


「フュゼ様、どうするの?」


「…もう少し奥に行けば修行に向く開けた場所があったと思うんだが…。」

慎重に歩を進めようとするフューゼ。


ガチン!!


その時嘴から鳴る警告音が響く。


「…素通りは無理みたいだな。」


「任せて…。きて、地獄鞭(ヘルズルウィップ)

地獄鞭(ヘルズルウィップ)を握り込むモナ。


ガチンガチッ!!

一層強く嘴を鳴らすスグロナック。

クルネヴァを貪るのをやめ完全にフューゼ一行を視線にとらえている。


ギェェェェエエエ!!

雄叫びをあげるスグロナック。

そして跳躍する。


「モナ、来ましたよ!」


「…っやぁ!」

回転しつつ地獄鞭(ヘルズルウィップ)を横薙ぎに振るうモナ。


パァン!

地獄鞭(ヘルズルウィップ)はスグロナックを捉え叩き落とした。


「手応えはある…けど」


ギィェァァァ!!

一層大きく甲高い鳴き声をあげるスグロナック。


「やはりクルネヴァ同様ガルルグルを狩る魔物はある程度の耐熱は備えているようですね」


「うんうん、流石だねシルビー!」

フューゼの方をちらりとみるアリス。


「ん?」

ウィンクを何度もしフューゼにアピールをする。


「……あぁ、ありがとうなシルビア。」

ぽんとシルビアを撫でるフューゼ。


「い、いえ!お褒めの言葉、ありがとうございます」


「よかったねシルビー」


「モナも褒めてもらいたい…。もう終わらせる」

片手をスグロナックに向けるモナ。


「愚かなる者を遮断せよ!地獄炎壁(ヘルズルウォール)

ゴゥと豪炎が立ち上る。


ギェェ……!!

苦しむスグロナック。


「これで終わり…!」

地獄鞭(ヘルズルウィップ)を下から上に振り上げるモナ。


スグロナックの顔を捉える。


ギィォ…!


スグロナックは地に伏せた。



「もう倒したのか!?凄いなモナ!」


「えへへ…褒めてフューゼ…」

とてとてとフューゼに走りよるモナ。

頭を撫でられ頬が緩む。


「…クルネヴァ級の魔物をいとも簡単に倒すとはな、1日ですごい進歩じゃな」


「フューゼの魔力を意識してみた…。地獄炎壁(ヘルズルウォール)もつよくなった」


「意識したからといってすぐ変わるものでもないが…やるのーちびモナ!」


「えへへ…」

照れるモナ。


「武闘大会までに間に合うかもしれないな。この調子なら。」


「モナもっとがんばる…」


「よし、なら奥に進むか。」


「ヴァンドラ様、少しよろしいですか?」


「ん?どうした。」


「スグロナックの命玉採取してもよろしいですか?」


「まぁ構わないが…。出来るのか?」


「はい。ここへ向かう前に月光牡丹にてお話をお伺いし、資料も頂きました」


「これだよー!」

アリスが本を取り出す。


「“誰でも出来る解体新書”?…確かにわかりやすそうだ。」


名無し(ネームレス)の男の人呼んでその人にも聞いてたからねー。大丈夫だよ!」


「ちょ、ちょっとそこまで言わなくていいから!」


「…気持ちはわかった。どのくらい時間かかるんだ?」


「初めてですがスグロナックは命玉を取り出すだけなので20分程かと…。先に進まれていて大丈夫ですよ」


「20分作業する間に他の魔物きたら危ないんじゃないか?」


「私も付いてるから大丈夫だよ!」

腰に手を当てるアリス。


「確認だが、本当に大丈夫なんだな?」


「はい。問題ありません」


「信じて!フュゼ様!」


「なら信用しよう。俺達3人は先に進んでいるから、後で合流だな。」

シルビア、アリスはスグロナックの命玉採取。

そしてフューゼ、リヴィア、モナは洞窟の奥へと進んだ。

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