なぜか異世界へ・・・
処女作なのでダメダメなところばかりですがよろしくお願いします
「うおおおおおおお!!!!!」
僕、朝霧 刀磨は見知らぬ土地で石の斧らしきものを持った小人に追いかけられている。
僕は走りながら、数時間前の行動を恨んでいた
数時間前
某コンビニ
ありがとうございましたー
男「ふう・・」
男「刀磨君。上がっていいよ」
刀磨「はいわかりました。」
刀磨「店長お疲れ様です。」
店長「おつかれさま」
刀磨は挨拶を済ませコンビニを出た。
コンビニを出た瞬間太陽の日差しが目にはいった。
刀磨「まぶしっ!」
手で日差しを遮りながら
刀磨「夜のバイトはさすがにきついな」
刀磨はそうぼやきながら家に向かった
刀磨がある交差点につくと
刀磨「そういえばこっちの道には何があるんだろ?」
いつもは直進する道のところで立って右側を見ながらそう言った
刀磨「明日は休みだしいってみるか」
刀磨は右に曲がった
そのまま道なりに進んでいくと
ある一つの店に刀磨は目を奪われた
刀磨「刀?」
中をのぞくと日本刀がずらりと並んでいた
刀磨「これは日本刀?」
刀磨「なんでこんなところに・・それにこれ本物?」
男「本物ですよ」
刀磨「ッ!」
刀磨はいきなり声をかけられびっくりし後ろを振り向いた
そこには少し小柄な男性がいた
男「びっくりさせてしまいすいません・・」
刀磨「ちょっとびっくりしただけなので大丈夫です」
男「そうですか」
男「どうぞごゆっくりご覧ください」
刀磨はそう言われゆっくりショーケースの中を見て行ってたら一つの刀の前で止まった
刀磨「綺麗・・」
そこには一本の刀が立てかけられていた
刀磨「(でもなぜ、この刀だけ外れた場所にあるんだろう?)」
刀磨が見ていた刀は他の刀はわかりやすいところに飾ってあるが、この刀だけ店の隅にあった
疑問に思った刀磨はお店の人に聞いてみることにした
刀磨「すいません」
男「はあい」
刀磨「この隅にある刀はなんですか?」
刀磨がそういうと男はびっくりした表情を見せた
男「あなたにはこの刀が見えるのですか?」
刀磨「はい」
刀磨は男の言っていることが理解できずにいた
すると男が興奮気味に話しかけてきた
男「これは、鍛冶の神の天目一箇神の作ったうちの一振りで普通の人にはわからないようになってるんだ」
刀磨「神様の刀!?」
刀磨は男の言葉を聞いてびっくりした
それと同時にふと思った
刀磨「なんでおじさんには見えているの?」
男「それは俺がこの刀(天羽々斬)を代々守ってきたからだ」
刀磨「天羽々斬・・」
刀磨は無意識に天羽々斬に手を伸ばした
男「あっ!」
刀磨「えっ!?・・イタッ!!」
刀磨は痛みを感じてすぐに手を引き寄せた
すると指の先が切れていた
男「この刀はこの刀が認めたものだけが持てるんだ」
男「たとえこの刀が見えたとしても、それ以外が近づくと触ってもないのに切れてしまうんだ」
刀磨「認められた・・・」
刀磨「おじさん、どうすればこの刀に認められるの?」
男は肩をすかしながら
男「さあ?」
男「今まで一人だけしかいないんだが、その一人も大昔の人物だからわからないんだ」
刀磨「その人の名前は?」
男「スサノオって男だ」
刀磨「スサノオって架空の人物なんじゃ・・」
男「いや、実際にいたんだ」
男「そして、子孫もいるはずなんだ」
男「もしかしたら、その子孫なら・・」
男は少し考え
男「気になるなら熊野大社に行ってみたらどうだ?」
刀磨「熊野大社?」
男「そこはスサノオを奉っているみたいだから何かわかるかもしれない」
刀磨「わかった。ありがとう」
刀磨はそれを聞くと男にお礼を言うと店を出た
刀磨「熊野大社か・・少し遠いな」
次の日
熊野大社
刀磨「ここが熊野大社か」
刀磨が社を見上げていると一人の男性が話しかけてきた
男「どういたしました?」
刀磨「あなたは?」
男「わたくしはここの神主でございます」
神主という男はそういうと頭を下げた
刀磨「神主さんですか」
刀磨「それなら、スサノオのご神体ってどこにありますか?」
神主「スサノオ様のご神体ですか?」
刀磨「はい」
刀磨「すこしスサノオに興味をもちまして」
神主は少し考え
神主「・・わかりました」
神主「ついてきてください」
そういって歩き出す神主に刀磨は神主の後をついていった
本殿
神主「こちらの中にあります」
刀磨「・・ここに」
神主「本来ここには私以外に入ることは許されませんが、あなたには何か感じますので特別に入っていただいて大丈夫です」
神主はそういうと扉の前から横に避けた
刀磨「神主さんは?」
神主「私はここで待っています」
刀磨「そうですか」
刀磨はそういうと扉を開けて中に入った
本殿中
刀磨「これが・・」
刀磨は部屋の奥にあるご神体に目を向けた
刀磨「なぜか懐かしい感じが・・」
少し眺めていると急に周りの景色が黒くなった
刀磨「え!?え!?」
戸惑っているといきなり声が聞こえた
?「お前は誰だ?」
刀磨は声のするほうを向いた
そこには屈強な体の男性がいた
?「お前は誰だって聞いている」
刀磨「あっ・・僕は刀磨です」
刀磨「あなたは・・もしかしてスサノオさまですか?」
スサノオ「うむ、いかにも私がスサノオだ」
刀磨「少し聞きたいことがあるんですが」
スサノオ「なんだ?」
刀磨「天羽々斬って刀をしっていますか?」
スサノオ「なぜ、お前が天羽々斬を知っている」
刀磨「この前たまたま目にしまして・・」
スサノオ「だが、あれは普通のものには見えぬ刀だ」
スサノオ「お前の苗字はなんだ?」
刀磨「朝霧です」
スサノオ「朝霧・・ははははは」
いきなりスサノオが笑い出し刀磨は困惑した
刀磨「スサノオさま?」
スサノオ「ははは・・すまんすまん」
スサノオ「朝霧とは私の子孫の家系だ」
刀磨は自分がスサノオの子孫と聞きびっくりした
刀磨「僕がスサノオ様の子孫・・」
刀磨「しかし、僕にはあの刀を触ることができませんでした」
スサノオ「当たり前だ」
スサノオ「あれは所有者を選ぶ意識のある刀だ」
スサノオ「しかし、私の子孫ならいずれ認められるかもしれんな」
刀磨「そうですか・・」
スサノオ「これをもっていくといい」
スサノオはそういうと懐から木彫りのお守りを出した
刀磨「これは・・」
スサノオ「これは天目一箇神が作ったお守りだ」
スサノオ「もしかしたらお前の役に立つかもしれん」
刀磨「ありがとうございます」
刀磨はお守りを受け取った
スサノオ「もう少ししたらこの空間ももとに戻る」
スサノオ「お前があの刀に認められるように祈っているぞ」
そういうと黒かった景色が見覚えのある場所に戻った
刀磨「ここは本殿か」
刀磨「とりあえずでるか」
シュルシュル
神主「どうでしたか?」
刀磨「ありがとうございました」
刀磨「おかげでいろいろわかりました」
神主「あれ?さっきまでそんなの持ってましたか?」
刀磨「スサノオ様からいただきました」
神主「そうで・・・え!?」
神主「スサノオ様ですか!?」
刀磨「はい」
神主「そんなことがありえるんですか?」
刀磨「そう言われましても・・」
神主「まあ・・いいでしょう」
その言葉を聞き刀磨はほっとする
刀磨「(僕が子孫って言っても信じてくれないだろうな・・)」
刀磨は神主にお礼を言い家に帰った
刀磨は次の休みの日に前の刀屋に行った
刀屋
刀磨「すいませんー」
男「はーい・・おっ!」
男「前来たお兄ちゃんじゃないか」
刀磨「すいません」
刀磨「天羽々斬を見せていただいてもいいですか?」
男「おう」
刀磨は男に許可をもらうと天羽々斬の前に来た
すると急にスサノオにもらったお守りが光りだした
男「おわっ!なんだ!?」
刀磨「っく!!」
刀磨は目を開けるとそこにはきれいな女性がいた
?「待っていました・・スサノオの子孫」
刀磨「あなたは・・」
天目一箇神「私は天目一箇神」
刀磨「あなたが・・」
天目一箇神「名はなんというのですか?」
刀磨「僕は朝霧 刀磨です」
天目一箇神「刀磨・・あなたにお願いがあります」
天目一箇神「あなたにこの刀(天羽々斬)をもってあるところに行ってほしいのです」
刀磨「ある場所?」
天目一箇神「はい」
天目一箇神「昔スサノオが退治したヤマタノオロチが復活してしまいました」
天目一箇神「あいつを退治できるのはこの刀だけ・・」
天目一箇神「しかし、この刀はスサノオの子孫にしか使うことができない刀・・」
刀磨「ちょっと待ってください!」
刀磨「確かに僕は子孫かもしれないですが、天羽々斬に認められませんでした」
天目一箇神「大丈夫です」
天目一箇神「スサノオも初めは使えませんでした。」
天目一箇神「しかし、あなたもいずれ使える時が来ます」
天目一箇神「それまで、扱えるまでに力をつけてください」
天目一箇神「もう時間がありません」
天目一箇神「あなたをその世界に送ります」
刀磨「ちょっ・・・」
刀磨の上に魔法陣みたいなものが浮かび上がった
天目一箇神「ご武運を・・」
刀磨「まっ・・」
そういうと魔法陣が輝き光が収まったところには呆然とした店の男しか残らなかった
???
刀磨「うう~ん」
刀磨「・・はっ!」
刀磨は目を覚まして慌てて回りを見渡した
刀磨「ここはどこだ?」
刀磨は見覚えのない場所に慌て始めた
刀磨「ちょっ・・えっ!?」
焦っていると遠くから足音が聞こえてきた
刀磨「よかった・・人がいた」
刀磨は人がいたことに安堵し足音のするほうへ声をかけた
刀磨「おおーい!!」
声は反響しながら足音のほうへ響いていく
すると暗がりから影が出てきた
刀磨「助かっ・・・はあ!?」
その影は人とは違う姿をしておりその手には昔の人が使っていた石の斧のようなものを持っていた
「ゴブッゴブッ」
刀磨「ちょっ!!」
刀磨「嘘だろ!!」
刀磨はそう叫びながらUターンをして走っていった
「ゴブッ!」
しゅっ!
刀磨「うわっ」
ズサッ!
刀磨は躱しきれずに転んでしまった。
刀磨「く、来るな!」
刀磨はずるずると後ずさる。
しかし、小人は刀磨の願いもむなしくどんどん近づいてくる
刀磨「(もうだめだ!!)」
そう思った瞬間、小人は斧を振り上げた。
刀磨「ッ!!!」
死を覚悟してぎゅっと目を閉じた。
しかし、訪れない痛みに刀磨は不思議に思い勇気を出して目を開けてみた。
刀磨「・・・?」
目を開けるとそこには真っ赤に燃えるような髪をした人がいた。
赤い神の男「もう大丈夫だ」
刀磨はその言葉を聞いて体中の力が一気に抜けた。
刀磨「あっ・・・」
ドサッ
赤い髪の男「あっ・・おいっ!」
刀磨は気を失ってしまった。
赤い髪の男「たくっ・・俺にどうしろってんだ」
赤い髪の男「よいしょっ・・」
赤い髪の男は刀磨を肩に担ぐとゆっくり歩いて行った。
まだまだですが、よかったらコメントおねがいします