キャラメイクをしよう
初めましてですね、この作品は作者が仕事中に考えたものなので、多々至らぬ点があると思いますが最後までお付き合い頂けたら幸いです。
また、文中のスペースが上手く働かなかったので読み辛いと思いますが最後までお付き合い頂きたいと思います。
「好きです付き合って「ごめん、斯波はそういう対象じゃない」
高校2年の夏、俺はクラスメイトの柊友莉に告白した。
結果は、玉砕、最後まで言わせてすらもらえなかった。
柊はクラスでは目立っていないが、優しく、俺斯波帝の理想の女子だった。
クラス内で俺と柊はまぁまぁ話す方だった。思春期の男子なんだ、クラスでまぁまぁ話せるなら、脈有りだと勘違いしてもおかしくないだろう?
しかし結果は結果、俺は振られた。
「はぁぁぁ」
今俺は家の私室で情報の海を泳いでいる最中である。
スンマセン、かっこよく言おうとしましたが、かっこよく言えてない上に、振られたショックでネットに逃げているだけです。
「明日学校行きたくねぇ〜」
それもそうだろう、明日学校に行くと女子の何人かのグループがこっちを見ながら、
「斯波、柊に告って振られたらしいよ」
と噂されているのはほぼ確実だ。
今、俺の頭の中で明日学校を休むことが決まった。
そうと決まれば、時間を潰す為の準備をしよう。
愛用のパソコンをいじっていると、ゲームを見つける。
見出しが
『自由度120%‼︎ 異世界での第二の人生』
本来なら俺はこういうゲームはしないのだが、今は振られたショックもあってか、ついクリックしてしまう。
『ようこそ セカンド ライフ へ、ゲームを始める場合は以下の指示に従って入力して下さい』
俺は入力し始める。
ユーザー名 ミカド
性別 男性
年齢 18歳
ここまで入力したところで選択肢が現れる。
『種族を選んで下さい
人族
獣人族
幻獣・妖精族
天魔
以上の中からお選び下さい』
「少なッ⁈」
どこが自由度120%だ。
と、思ったらクリックすると新しいウィンドウが開く。
『人族 種類
白人
黒人
黄色人
獣人族
猫人
狼人
獅子人
犬人
兎人
幻獣・妖精族
竜人
妖精人
土精人
水精人
火精人
風精人
天魔族
半天使
半神
吸血鬼
屍人 』
多いな…
人族の分類に白人、黒人、黄色人は有りなのか疑問だが気にしない。
こんだけ選択肢があると悩んでしまいそうだが、1つだけ俺の黒歴史にピンポイントな物があった。
吸血鬼だ。
吸血鬼と言えば、夜の王として有名で、圧倒的な回復力、吸血による眷属化、また影との同化など多彩な能力を持っている。
何と言っても、魅惑があるしなっ!
一人で熱くなっていると、ディスプレイに
『ユーザー名 ミカド
性別 男性
年齢 18歳
種族 吸血鬼
以上で問題無ければスタートをクリックして下さい』
と表示される。
俺は何も躊躇わずにクリックした。
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今後の活動の為に感想、駄目出し、誤字等有りましたらご指導お願いします。