セレナーデ第2楽章7
それで、杏さんは何処に居るの?とユライザーに聞いてみた。そしたら、ある次元に彷徨っていますがもう杏さんの事は忘れた方が良いでしょう。とユライザーはきっぱり言った。どうして??とセレムと進が言った。それは厄介な事になるかも知れないからですよ。るーちゃんだって、狙われています。じゃあ何でこう、僕達の間にいつもいつも入って来るんだろうか?と進は言った。るーちゃんと、あなたに、気があったんですよ。でも、次元に絡まれて、あの世とこの世の境目に居るんですよ。だから、もう関わらない方が良いでしょう。良いようにはなりませんよ。分かりましたか?もう絶対に杏さんには近づかない方が良いでしょう。良いようにはなりませんよ。絶対に絶対に詮索しない方が良いと思います。杏さんくらいの民ならばいくらでも生存してますよ。あなたは、王です。だからそんな民には関わらない方が良いですよ。やることはたくさんあります。もし寂しいなら、又インコショップでインコを買う事も出来ますよ。飼えますよ。そして粒子がご飯じゃないですよ。粟とキビの普通のインコちゃんですよ。
考えてみたがどうやらその方が良いようである気がして来た。そしてそうする事に決めた。悲しいけれども、杏さん探しはもう辞める事にしたが、もう一つ気になる事があった。杏さんを探してて、次元に迷った時、スーパーで、セレムと進がはぐれたけれども、そのとき、21世紀の時代のスーパーのレジに杏さんの母と父が働いてると言ったけれども、少しだけなら時間もあるし又あの時代に行ってお礼が言いたい何か知らないがお礼を言わないといけないような気になってたのでユライザーにそれも相談してみた。そしたら、それも言いにいく必要が無いと言ってた。もう両親は亡くなっていたからだ。次元に言っても邪魔になるだけです。と言われた。それもそーだと思い、じゃあ、セレムと進でアプリコットケーキを作る事にした。そしてそれをご両親のお墓にこっそりと、置いて来ようと言った。せめてそれだけでもいいじゃあないか。と言う事で、作って置いて来た。ひっそりとお墓に、、、、、。そして、るーちゃんはもうインコは飼わない事にした。
セレナーデの音楽をかけてケーキを進とセレムは作った。楽しかった。そして海岸に行って、又アイスティとアプリコットケーキを楽しく食べた。海岸には鳥達が皆群れて飛んでいた。爽やかに、、、、いつまでも、、、、、。




