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サポートキャラがいく《連載版》  作者: ラズベリル
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登場人物が増えてきて名前に悩みます。

「…ということです沙耶様。今後はどういたしましょうか?」



円城寺家の諜報部よりヒロインの情報が報告される。

前世一般人だった私としては諜報部とか笑ってしまうけど、戦国時代の昔から忍びの者が円城寺家には仕えていたらしい。

円城寺家はやんごとなき家系だったそうで護衛や情報収集はては暗殺などをその頃の忍びの者たちは行っていたらしい。なにその時代劇。


もちろん今は暗殺などは行っていない…と思いたい。

そこまでは私は把握していない。

で、その諜報部を使ってヒロインのことを監視していた。その報告である。

報告によると彼女は玉の輿を狙って宮脇会長を落としたが滑り止めとして副会長の高橋祐輔もキープしようと思ってるみたい。



ヒロイン様…独り言を言う癖治したほうがいいよ。


「引き続き大沢美由を監視してくれる?

新しい情報があったらその都度報告してくれる?」

「畏まりました。…差し出がましいことをお聞きしても宜しいでしょうか?」

何時も無口な諜報部の私付き筆頭である後藤貴也が尋ねる。

珍しいこともあるわね。


「何かしら?珍しいわね貴也」

疑問に思ったままそう問うと堅い口調で聞いてきた。


「あの大沢美由という少女を何故監視までされるのですか?沙耶様が相手するほどの者ではないと思います。愚かで周りが見えていない只の少女です」


貴也が不思議に思うのも無理はない。6歳で前世を思い出し、攻略対象者達とその婚約者達を諜報部に調べさせた。

6歳の子供の言うことを聞いてその頃中学を卒業したばかりで私付きになったばかりの貴也に調べさせたから。

貴也は私付きになったばかりで張り切ってたんだろう6歳の子供の命令を疑問ももたずに遂行したのだから…。その時以来の情報収集でありその後の監視も含めて不思議だったのだろう。


「大沢美由さんの現在の状態は監視をしていたのだから貴方はわかっているわよね?彼女が本気だったのなら応援したでしょう。でも彼女は…彼女によって私の友人が困った立場になることを私は望んでいないの。愚かだからこそ思いもつかないことをしてしまうかもしれないわ。十分警戒対象だわ」

「沙耶様わかりました。引き続き大沢美由の監視を続けます。御前失礼します」

そう礼をして部屋を出て行った。

攻略対象者達とその婚約者は調べていて何故ヒロインは調べなかったのか…。

必ずしもヒロインが現れるとは限らなかったからというのが一つ。そのヒロインがお約束の転生者で運命に乗るか逆らうかで対応を決めよう

と思ったから。

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