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サポートキャラがいく《連載版》  作者: ラズベリル
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「それでね。彼ったら『美由可愛い。愛してる』って一日に何度も言ってくれるの。ふふふ」


私は顔を背けてマーライオンのように口から砂を吐きたくなった。


皆さん。バカップルがここにいますよ。

皆で石を投げましょう。


心の中の声は出さずに私は微笑んだ。


「上手くいってるようで良かったね」


クラスの女子に嫌われてるからか、必然的に惚気を聞かされるのは私の役目となっている。その度に砂を吐き続けているため、そろそろ砂丘くらいは出来たかもしれない。



このままお付き合いが順調に続けば、結婚話も出てくると思う。現にゲームでは結婚話が出て、婚約破棄の話になるのだから。



どうするの?会長。









「最近彼が『忙しい』ってデートも満足に出来ないし、ゆっくり話をする時間もないの。私のこと飽きたのかな?寂しそうにしてたら副会長の高橋祐輔さんが慰めてくれて、彼が気になってるの。彼の情報教えてくれる?」


「財閥の後継者だから、それは色々忙しい時期もあると思うよ。高等部になったし、今まで時間がとれてたことが珍しかったと思うよ」

それに、あなたとのことを画策してるんじゃないかな?

これは私の心の中にだけ留めておく。

そろそろ婚約破棄し彼女を正式な婚約者としたいと思う時期だろうからね。そんな時他の人の情報集める?

評判とか気にしない?

それとも私のことただのサポートキャラだから良いように利用してやれってとこ?


ま、私は素直だからヒロイン様のお言葉を素直に受け取り情報収集しますけどね(笑)


「副会長って優しいね。わかった。美由さんはお礼しようと 思ってるのね?副会長の好みとか色々調べるね」


好意的に受け取っていることを伝える。


「うん。来週までの予定とかもお願い」



「お礼を渡せる日を調べるのね?待っててね」

待ち伏せする日ね?任せて(笑)




あらあら、二股かしら?


それとも…協力はしますよ。


だってサポートキャラだからね。



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