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サポートキャラがいく《連載版》  作者: ラズベリル
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編集したら1話消えてしまいましたので新たに書きましたが、やや変わってしまいました。すみません。

今日は東雲学園高等部の入学式。

内部生のため入学式も三回目ともなれば特に感慨深いこともなく…。




はっ!?外部生としてヒロイン様が入学してくるんだった。



どういうヒロインなんだろう?

ゲームのままの性格ならば、素直で頑張り屋でひねくれ者の私でも思わず応援してしまう程のかなりよい子だった。

本気で攻略対象者が好きになり両想いならば応援してもいいと思えるくらいには…。

その場合、友人には素敵な人を紹介するつもり。



ヒロインとは同じクラスの隣同士になったのがきっかけでヒロインのサポートをすることになる。


ゲームの円城寺沙耶もお嬢様なんだけど気さくで人懐っこく、庶民という立場のため気後れしているヒロインのために攻略対象者の情報を集めたり、馴れない社交を教えたりと影に日向に尽くしていた。



なんてイイコなんだ…ゲームの私(笑)



クラスはわかっているけれどクラス分けが張り出されている掲示板の所へゆっくりと歩いて行く。




大沢美由…ヒロインの名前だ。

やはり同じクラスでBクラスだった。

名前も円城寺と大沢だから隣になるのは確実である。



教室につくとヒロインは席についていた。


フワフワとした柔らかそうな淡い栗色の背中までの髪。

透けるような白い肌。

クリクリとした瞳。

こじんまりとした鼻。唇は艶々として綺麗なピンク色であった。周りの生徒がチラチラと見ていた。

美人というより可愛いタイプ。



「おはようございます」


私は彼女に声をかける。彼女がこちらを向き目を見開いた後ゆっくりと笑みを浮かべる。


「円城寺沙耶です。よろしくお願いしますね」

続いて声をかける。


「こちらこそ大沢美由です。よろしくお願いします。沙耶ちゃんって読んでもいいかしら?」


まぁ、積極的ね。


「こちらこそ、私も美由さんってお呼びしてもよろしいかしら?」


「ぜひ…仲良くしてね?」


二人で挨拶をしているうちに時間となり担任の先生が教室に入って来た。


岩本敦志教諭…28歳の色気ムンムンな大人の魅力だけどチャラいとの噂の先生だ。ちなみに隠れ攻略対象者である。


私としてはこの人と上手くいってくれるのが一番波風たたなくていいと思うんだけど…。

先生にとってはロリコンと淫行教師の称号のオマケ付きで、もれなく仕事はクビになり社会的にも抹殺されるけどね。なーむー。



先生から説明を受け、みんなの自己紹介が始まった。


「円城寺沙耶です。これからよろしくお願いします」

私の順番になり無難な挨拶をして座る。


次は彼女の番だ。

「高等部から入学した大沢美由と言います。憧れの東雲学園に入学出来てすごくドキドキしています。この学園で素敵な出逢いをして彼氏を作りたいと思ってます。よろしくお願いします」

彼女がそう挨拶した後教室が少しざわついた。

多くの外部生は将来のためにこの学園でコネを作って大企業に就職したいと思っている。なんてったって未来のNo.1や重役候補ばかりいる学園なのだから…。ここで目にとまれば就活しなくても安泰なんである。それは雇用側にとってもいえることであり学生のうちから優秀な人材を確保出来るとして良い青田買いの場となっていた。

その中でのこの発言である。

騒ぐなというのが難しいかもしれない。


ゲームのヒロインは母子家庭でお母さんを楽にしてあげようと大企業への就職率の高い東雲学園へと入学していた。

決して恋愛のためではない。攻略対象者と上手くいったら玉の輿ってこともあるけどね。



ヒロインの挨拶を聞いて先生の色気が二割程増しましたよ。


狙われてるかもね。

短いとのご指摘を受け編集作業中の事故があり一時わかりずらくなって申し訳ありませんでした。

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