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サポートキャラがいく《連載版》  作者: ラズベリル
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寒くなってまいりました。お身体にお気をつけください。

ヒロインはせっせと生徒会室に入り浸り順調に攻略対象者達との仲を深めている。


最近はヒロインのサポートキャラとしての私の出番はない。

女友達がまったくいないヒロインはいかに自分がモテるのかを話したいらしく、それを聞かされているのが私。

「素敵ね。大事にされているわね。愛されるね。羨ましいわ。私も素敵な恋がしたいわ」

ヒロインの惚気ね合間に、だいたいこの言葉を挟めば会話になっているような状態。

毎回同じ合いの手の繰り返しなんだから、いい加減ヒロイン気づけよ。


無理かな?私を見る目が優越感ありありで上から目線だもんね。

まぁ私もヒロイン含めたあなた方への目線は上からの蔑み目線ですけどね。

攻略対象者にもかなりガッカリしています。ヒロインに落ちた時点で評価が最低となってます。


あれだけ幼少期から女を見る目を鍛えてあげてたのにね。

婚約者達が優秀すぎて彼らのコンプレックスになってしまったからが一番の原因かな?


彼らのことを肯定するばかりのヒロイン にのめり込んでしまったのは…。




あまりにも婚約者が優秀すぎて比べられてたんだよね。

彼女達もまだお子様だからついつい間違いを指摘しちゃったり、非難しちゃったり…周りから特別扱いされて、もてはやされていた彼らとしたら我慢できないことだっただろうな。彼らもお子様だしね。そこでお互いに高めあえる関係性ができたら良いパートナーになっていけたんだろうな。

でも、彼らは安易に何でも受け入れてくれる存在を求めのめり込んで行っている。

そんなトップはいらない。

本人達が知らないだけで各家は動きだした。


彼らの駄目さも徐々に皆に知られることだろう。

今はまだかろうじて生徒会の仕事はしているが、ヒロインにかまけるうちに仕事が滞ってくるはず。

来年、攻略対象者である九重朋樹が入学してからが本番。

さぁ皆の判断はどうかしら?

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