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サポートキャラがいく《連載版》  作者: ラズベリル
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その報告を聞いて思わず私は唇を噛みしめていた。




あの後、祐輔様と話した結果、結局私はお茶席には参加せず、それまでにお作法と着付けの特訓をすることになった。

当日フォローする人が側にいない方がお母様の反応が面白いだろうと祐輔様が言い出したからだ。

だから私は美由さんに特訓した。

それにしても、ヒロインなのになんて物覚えが悪いの美由さん。何度も何度も同じ言葉を繰り返して教えた私…頑張った。



で本番でのお茶席で着付けもまあまあ出来ててお作法も可もなく不可もなくという出来だったみたいで、何事もなく終わった後、帰るときに足が痺れて立てなかったことくらいとのことだった。

そして、痺れがとれるまでの間、祐輔様がそばについていたらしいのだが、話をしているうちに祐輔様の様子が変わってきたと…。


「堕ちたと思われます」





お茶席での報告を貴也より受けていた。




祐輔様と話をした時はそんなそぶりは感じられなかった。

美由さんと特訓していた時も、時々覗きに来ていた祐輔様からは感じられなかった。

だとしたら、お茶席の日?それも二人になった時に堕ちたっていうことになる…。あれだけ毛嫌いしていたのに…。




これはヒロイン補正 ?物語の自動修正?

思わず震えてしまう。

乙女ゲームの世界に転生って色々な小説であったけれど、結局は似たような世界 であるというだけの話が多かった。


たから私もそういう世界に転生したと思ってた。


登場人物の性格もかなり変わっているし、幼少期の出来事も違うし…。



もしも本当にまんま乙女ゲームの世界に転生なんてあるのだろうか…。



怖い。初めて怖いと思った。


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