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サポートキャラがいく《連載版》  作者: ラズベリル
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プロローグ

リクエストがありましたので投稿してみました。元々短編だったのを連載版としたため齟齬をきたす可能性があります。

その場合修正しますのでご了承ください。

私が前世の記憶を思い出したのは、6歳の時だった。


この大学部までのエスカレーター式の上流階級の子息が入学する東雲学園に入学式のため訪れて校舎を見た時であった。

ここは乙女ゲームの世界なのだと…。



この乙女ゲームはよくあるお金持ちの子息が通う学園に庶民出身のヒロインが攻略対象である生徒会の彼らと恋愛をしていくというもの。ゲームの名前は覚えていないがかなりシリーズ化されたものだった。

攻略対象者は俺様に腹黒に脳筋に年下わんこにツンデレにドSに…かなりバリエーションに富んでいた。

もちろんよくある逆ハーエンドもあった。

私も攻略するために、かなり頑張っていたものである(遠い目)

あれはゲームだからいいのであって、現実だと頭痛を覚えるものであった。今の私にとっては現実なのだから尚更である。


ところで私が転生したのは、ヒロインでもなく攻略対象者でもなく傍観者を気取れるモブキャラでもなかった。



サポートキャラと呼ばれるヒロインを助けるためだけに奔走するキャラである。


勘弁してください。なぜにあんな婚約者がいるのわかってて手を出すようなビッチ(ヒロイン)の手助けしなくてはならないの?

あんな薄っぺらいヒロインの言葉にコロッと落とされるような攻略対象者との恋愛を応援しなくてはならないの?


なかなか今の私もハイスペックなため、攻略対象者達とその婚約者とは小さな時から遊んだ仲である。まして婚約者達とは親友と呼べるほどの仲となれば、彼女達が攻略対象者に相応しくあろうと様々な努力をしてきたことは、よく知っている。だから、あんなアホな攻略対象者はほっといて、もっと素晴らしい人を見つけよう。あんな婚約の意味がよくわかっていないアホ。なにが「家ではなく個人として見てくれる」だよ。その家もあんたを形成しているものの一部だろう?

家柄が嫌なら捨てたら?そして愛に生きれば?

家も捨てない。けど家柄が重荷って、なんて甘チャンなんだ。

そしてあのヒロインもヒロインに胡座をかいている。


私はライバルキャラである婚約者の彼女達のサポートをすることに決めた。


私の名前は円城寺沙耶15歳である。

両親と2歳下の弟との4人暮らし?

なぜ疑問符が付くのかといえば家族の他にじいややばあやとかお手伝いさんや執事さんがいるからだ。


父は日本でも有数なな会社の社長である。父で6代目。

母は元華族の家柄で政略結婚であったらしいが、小さい頃から少しずつ穏やかながらも愛を育んできたため現在二人の子持ちであるがラブラブである。



そんな両親を見てきたからかもしれない。

6歳で前世を思い出し、仲良くなった友達が最初は我が儘お嬢様だったのが、私という前世庶民だった庶民感覚を持った友人と触れ合う中で穏やかなお嬢様へと変わっていった。元々典型的な意地悪お嬢様なんて中途半端なお嬢様がやることだよ。根っからのお嬢様は嫉妬なんかの醜い感情を見せることが恥ずかしいことであるとわかっているんだから、絶対見せないはず。そんな姿をみせちゃうのは所謂成り上がりなどの歴史が浅いお嬢様である。そして次々と婚約していき相手の家のためと自分の家のためにと色々な努力をする姿を見てきた。

私の両親のように友人達も将来は穏やかな関係を作っていけると思ってた。


例えヒロインが現れても…。ゲームと現実は違う。


彼女達が変わったように未来も変わっていくと思ってた。





ヒロインが入学する高等部の入学式の前日までは…。

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