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君が、いない世界で。

作者:星空りん
あの日、君と出会って、世界がすこしだけ優しくなった。

写真を撮ることをやめた青年・結城蒼司(ゆうきそうじ)は、妹の遺したカメラを手に、地図アプリの偶然に導かれるように海辺の町を訪れる。

そこで出会ったのは、白いワンピースにスケッチブックを抱えた少女・灯(ともり)。

「来年の春は、たぶん見られないから」
そう笑う彼女は、限られた時間を穏やかに、けれど確かに生きていた。

ふたりで過ごした短い夏の日々。
それは、誰にも知られない祈りのような、やさしくて、切ない時間だった。

「生きていて。……私のかわりに」

彼女が遺した手紙と、言葉と、最後の願い。
それを胸に、彼はもう一度、レンズを空に向ける。

君のいない世界で、君を想いながら生きていく。
これは、一度だけの恋と、永遠に残る記憶の物語。
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