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第33話 夏計画(前編)

ピピピピ…


ピピピピ…


ピピピピ…


俺は目覚ましの音で目を覚ました。

今日から夏休みだ。


とは言っても特別予定を立てているわけでもなく、とりあえず初日は宿題の計画を立てて、その後は…


ピロリン(通知音)


携帯が鳴った。


「おはよう!夏休みだね(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」


山岸さんだった。

どうやら夏休みでテンション高いらしい。


「おはよう!夏休みだね!」


「今日は何する予定ー?」


返信早いけど暇なのかな…


「今日は宿題の計画立ててから家でのんびりしようと思ってるよ!山岸さんは?」


「うーん、何も決めてない!w」


山岸さんらしいと言えばらしいな。

俺は思い切って山岸さんを誘ってみた。


「もし暇なら一緒に計画立てる?」


(わらびっとのスタンプ)


何とも言えないスタンプで、どっちなのか判断できない。


「えっと…どうする?」


「えースタンプ送ったのに(๑•ૅㅁ•๑)」


そんなこと言われても、このスタンプじゃ分からない。

わらびっとが走ってる?であってるよな?


「ごめん!読み解けなかった。」


「もう!!急いで行くねって意味だよΣ੧(❛□❛✿)」


え…来るの?

一緒にやろうってそういう意味じゃなかったんだけど…

まずい急いで部屋を片付けないと。


「あ、そういうことか!そうしたら11時でも平気?」


「りょ!私もシャワー浴びたり準備あるから、そのぐらい目安に行くね☆」


一旦、LINEを終えた俺は急いで部屋の片付けを始めた。


数時間後、山岸さんが到着した。


「美羽ちゃん、いらっしゃい!」


「お邪魔しまーす!」


「悠真、部屋にいるからどうぞ!」


「ありがとうございます!」


山岸さんが階段を登ってくる音が聞こえ、ドアが開いた。


「やほー☆昨日ぶりー!w」


「そうだね!」


山岸さんの私服、久々に見るとやっぱり可愛い。


「適当に座って!」


「うん☆ありがとう!」


山岸さんが座ると、髪がふわっと靡き良い香りがした。


「どうしたの?」


「あ、ごめん。何でもないよ!」


その後は割と集中して、宿題の計画を立てられた。


「あー、疲れたー!」


山岸さんは計画を立てただけで項垂れていた。


「あの…大丈夫?」


「全然大丈夫じゃなーい!」


「だよね…」


その時、母親が部屋に入ってきた。


「二人ともおやつ持ってきたわよ!」


母親はケーキと紅茶を持ってきた。


「えー☆美味しそう!ありがとうございます!」


山岸さんは目を輝かせ一瞬で回復していた。

恐るべしケーキの力…


ケーキも食べ終わった後は少しまったりしていた。


山岸さんは俺の部屋を見渡していた。


「男の子の部屋って素っ気ないっていうか物が少ないよねー。」


「そうかな?割と普通だと思うけど。」


「あっ!わらびっと、あそこに飾ってるんだ!」


「う、うん。」


改めて、部屋を見られ段々と恥ずかしくなってきた。


「山岸さん!夏休みの予定も立てようか!」


これが咄嗟に思い付いた言葉だった。

それでも山岸さんは嬉しそうに笑ってくれた。


「うん☆私、行きたいところたくさんあるんだよねー!」


「例えば?」


「買い物にも行きたしい、映画も見たい!あとカラオケと、それから海も行きたーい☆悠真は行きたいことないの?」


「俺は、そうだな…」


夏祭り…なんて、山岸さんと行けたら楽しいだろうけど付き合ってるわけでもないのに、こんなこと言ったら引くよな。


「よし☆今年の夏休みはやりたいこと全部やるぞー!」


そこから夏休み計画が始まった。

数十分後…


「完成ー☆」


「す、すごいね…」


俺は山岸さんの計画力に圧倒された。

宿題の計画もこれぐらい早ければ良かったのに。


「ってことで、悠真もスケジュール把握しておいてね☆」


「ん?」


「ん…?」


山岸さんは不思議そうな顔をしていた。


「あ、ああ!そうだよね!予定把握しておくね!」


そっか、俺も一緒に行く前提の予定ってことだったのか。


「そうと決まったら水着買わなくちゃ!」


山岸さんは早速、携帯で水着を探し始めた。


「ねー、悠真。白と黒、どっちの水着が似合うと思う?」


「え、あー、そうだな…山岸さんは肌が白いから水着も白の方が似合うんじゃないかな?」


「ふーん…」


あれ?俺、間違ったこと言ったかな?

数分後、山岸さんは携帯の画面をこちらに向けた。


「白の水着、カートに入れたからどれが似合うか見て☆」


山岸さんは一着ずつ紹介してくれたが俺にはどれも同じに見えて違いがあまり分からなかった。


ただ、その中でも一際目立つ水着があった。

俺は直感で山岸さんに似合うと思った。


「これ!この水着が一番似合うと思う!」


俺は気が付くとそう言っていた。


「ふーん。こういうのがお好みで…なるほどー。悠真って意外とエッチなんだねw」


俺は顔が赤くなってしまった。


「じゃ、これにするわ!」


そういうと山岸さんは早速、水着を購入した。



今年の夏休みはとても楽しみだ。

初投稿の作品になります。

社会人をやりながらの投稿なので不定期になりますが、最後まで書き上げられるように頑張ります。


いつかは書籍化やアニメ化なんて夢も見ていますが、素人なので温かいご意見だけでなく、厳しい意見もいただけると嬉しいです!


オリジナル作品ではありますが、その時に見ている漫画やアニメに影響されてしまうこともあると思います。すみません…


これから一生懸命書いていくので、読んでみて少しでも続きが気になったらブックマークや評価をお願いします!

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