第30話「やばいやつがきたよ」
だんだんと、忘れてきたのかな?
わたしは前の世界のお友達を思いだそうとしたけど、あんまりうまくできなかった。
ミリナちゃんと相談しながらやったけど、あんまし名前がでなかった。
でも、じっさいに会うと、思い出す。まゆげつながりせんせーに会った時みたいに。
とゆーことは、これは、考えても無駄だ。
だってわかんないもん。
もう、公園にいく。
遊ぶ時間だから。
公園にいくよーっていったら、ママも一緒にいくよーってついてきた。
ミリナちゃんと、セラも一緒なのである。
セントラルな公園についた。
まずは、お砂場に穴をほって、ほって、ほって、そしたら水をくんできて、じょべしゃーって流す。
これが……水路というやつなのである。
「すいろ」
「あ、虫の死んだやつ浮いてる……」ミリナちゃんはいやそうな顔をしてはなれた。
水路だから、虫の死んだやつくらいいるのに。
あ、でも茶色いGだ、この死んだやつ。あ、いやだ。わたしもいやだった。これはいやなやつだ。こわー。こっわ。はなれよう。はなれて、ママのところに逃げる。
「ママー、Gの死んだやついた!」
「はへ? なんじゃそれは……あぶないことしちゃダメよ」
ママはベンチに座って、セラとお話してた。またなんか、お買い物にいこーっていう相談みたい。この二人と、あとついでにミレーニアも一緒によくお買い物に行く。
だいたい服とか、食べ物屋さんだけど、わたしも楽しいから行きたいなぁ。
さて、水路は閉鎖しなくちゃならなくなったから、なにして遊ぶのかかんがえないとならなくなった。
なにしよっかなぁー。
あ、なんか変な人きた!
頭がいろんな色の、すごい、すごいとんがってる髪の毛……やべー。あいつ、やべー。
「ヒャッハー! オレ様のリサイタルへようこそクソ子供たちぃー! じゃあさっそく聴いてくれ『もうギリギリ漏れそうだけど漏らさない強い気持ちバーニング』!」
なんか、一人で言いはじめた。うるせー。
あ、歌いだしたよ。すごい、うるさいよ。
「赤い光が見えた、そう、それはもう限界を越えたsignさ。オレん中の悪意が暴れまわってるぜ、Help。もうどうしようもない、なかったことにはできない。一度生まれた悪意の塊は、この世界に生まれ落ちるまで怒り狂っているぜ━━Ah、この痛みはオレの罪、避けられぬパニッシュメント。別に変なもん食ったわけじゃねえ、神に与えられた罰なのさ! 替えのパンツなんざ持っていない、負けたら終わりだ。さあ、戦いの幕は上がった。! 痛み止めだと? そんなもんは持っていない、買う金もねえしな。行くぜ、赤い光のその先へ。微かに見えた希望の光の向こう━━あっ、いてっ、いてててててててっもう限界ぃぃぃ……不登校ドロップアウトボーイなオレは、登校時間なんてないのにオレのガッコの校門開いちまったよみなさんおはようさようならぁぁぁーんっ!」
う、うっ……わぁ~……なんか、すごい。すごいやばい音がしてる。うわー、うっわー、あの人、うっわー。
あ、すごく、くさぁい!
ママが近くの人呼んできて、その人たちが変なやつ連れてった。めちゃんこいやな顔しながら。
「ユフィ、変なことされなかった!」
「うん、だいじょーび。でも、なんか、すごいくさかった……」
「確かに、うわぁ、具合悪くなりそ……いくらこの街にしたってさ、あのレベルの変質者はひさびさに見たわよ」
ということは、前にも見たことあるのかな。ていきてきに、出るものなのかな?
いやだなー。
こんな街はいやだなー。
「なんか変なにおいするし、もう帰ろうか」
「うん、お家帰るぅ」
セラとミリナちゃんもくせーって言ったから、帰ることになった。
なんかもう、この公園くさいから、来たくなくなったよ。
次からは、別の公園に行かなくちゃならない。
変なやつのせーで、みんなは迷惑した。




