第3話 鑑定
久しぶりの更新です。いろいろ手を出しまくって首が回りません(;'∀')(;'∀')
学園に入学してきて、月日が流れるのは早く感じ、気づけば六月、この世界で水無月と呼んでいる季節が移り替わり始めばかり。
この世界に来てあれよこれよとおかしな出来事ばかり、そんな出来事の中に僕の初キッス消失事件もあるのだがまぁ、それちょっと嬉しかったと思う。
「じゃぁ、今日は一年生の為の授業、属性判別授業を開始するよう」
もう、こっちの世界だったらPTA問題になりそうな服装や態度の教師は、僕のDクラスの担任で、僕が所属しているDクラスは一年生から三年生はいるが人数が少ないために、一緒のクラスで授業をしている。
どれだけ少ないかと言えば、三年生は三人、二年生は五人、僕らが二人、まぁ、一対二の授業もそれはそれで決まづ位からこれはこれでありがたいと感じている。
ちなみに僕と一緒に入学したのはリーベ・ディ・フォリー、僕の付き添いで一緒にこのクラスに来てくれた子で、何より僕のは、初キッスのお相手。
その事一緒に前の真ん中の二列を僕等で使用している状態である。
「まぁ、今回は二人だけど、一人は神族、もう一人は異世界人だから去年の机を焦がすというハプニング再来するかもしれないけど、クラスの子達は落ち着いて見守ってくれよ」
話は戻り、教師の発言を聞く限り、え、やめて?ハードル高くしないで?!状態になりながらも、配られた試験紙みたいな紙に振れればいいのかと思ったが、すぐに教師が「合図出すまで待てだよ」と僕を犬扱いする。
チクショウ?
「よし、んじゃまず、藤井から」
「あ、は、はい!!」
慌てながらも紙に触れてみるも、その紙はうんともすんともいってはくれないし、周りの空気もしんとしてる。
やっぱり僕は巻き込まれのただのモブAなんだ。
「あぁ、無属性なのかな?」
その空気を壊したのは三年のテト先輩だった。
自身の席から立ち隣の少し斜めの席である僕の肩を優しく叩いて、
「僕もね、何も反応しなくて大変だったんだよ」
「え、でも、僕…」
「心配ら無いよ、無属性が発動するまでは時間はかかるけど僕も発動できたんだから大丈夫だよ」
「だから安心して」ともう一度、優しく叩いてからテト先輩は自分の席へと着席する。
テト先輩はこのクラスの委員長で、このクラス内で唯一、好戦的ではない先輩である。
「蓮には今後、無属性の授業をさせるから、安心しろ」
「え、い、いいんですか?!」
「あぁ、そうか、今年は理事長もいるし鑑定してくれるかもな」
「か、鑑定?」
鑑定と言ったらファンタジー小説定番のスキル?
異世界召喚者は誰でもできるってのが定番だし、もしかしたら僕にだって
「ステータスオープンてね」
ふざけながら小声ながら言ってみたが何の反応もなかった。
ふふふ、分かってたよ
涙目になりながらも再び前へ視線を向ければ、そこにはゲーム画面などでよく見るようなそれで完結的な画面が僕の前に広がっていった。
「どひゃぁっっっ?」
そして俺は変な声を上げて椅子から落ちた。
「蓮さん?」
真上から聞こえてきたリーベの声が聞こえて来て、「大丈夫ですか?ケガはないですか?」と心配してくれるけど恥ずかしい。
先生がなんか「えー、まさかのまさか?」とか言ってるんだけど…
何とか席に着き冷静に、冷静にと口を動かし再度前を向く。
そうすればさっき同様にゲーム画面に近いのが、僕の前に映っていた。
ステータス
名前:藤井 蓮
称号:自称巻き込まれ異世界人
職業:学生
種族:異世界人
魔法:転移魔法(レベル1)
技能:鑑定(レベル1)
出てきたものをじっと見て、自然と眉間に皺が寄る。
表示されているのは名前からして僕の、それで称号欄に自称が付いてるのがやるせないし、本当の事なのに、
そして一番に目が行ったのは魔法と技能欄である。
技能は鑑定で多分今目の前で起こっている事の事だろう。
そして魔法の所には転移魔法と書かれているけど、これって瞬間移動みたいなものかな?
それと二つにはレベルって書かれてるから成長するのかな?やっぱり99とか?
「蓮さん大丈夫ですか?」
隣の席に座っているリーベが心配そうに見てくれる。
あぁ、元居た世界の学校で今みたいなことすれば、一瞬で笑い者になり、誰もぼくの事なんて心配なんてしないだろう。
だから、こうやって心配されることがとても嬉しいし、本当に好きってなってしまう。
「うん、ありがとう」
と、横にいるリーベの方を見れば
名前:リーベ・ディ・フォリー
加護:$BH~$N?@$N2C8n(B
称号:無し
職業:学生
種族:神族
魔法:回復魔法(レベル1)
創造魔法・地(レベル1)
技能:生気吸い・植物(レベル1)
「うひゃぁいっっ」
リーベを見た瞬間に見えた、リーベのステータスに思わず変な声が出てしまった。
見る気はなかったんだ本当に?
僕が変な声を出したせいで、リーベも「うひゃ」と声を漏らしてしまった。
申し訳ない
そして、授業が終わった後、
「藤井君、ちょっといいかい」
クレアさんにいい笑顔で呼び出しを食らいました。
えぇ、その横にはいつものようにアルスさんも一緒に…
「で、なんでしょうか?」
僕は一人で行く気はなく(怖くて)リーベにも一緒に来てもらった。
一人で二人に囲まれるのは嫌です。嫌です?
「鑑定あるでしょ?」
「直球だね?」
「えー、他にはなすことなんてないでしょ?」と、クレアさんはケラケラと笑いながら答えた。それは確かにと思ってしまうも、こう、何か前置きを言ってほしいと思うのは僕だけでしょうか?
「た、確かに持ってます…」
「だろうね、反応が分かりやすいってヴァールが頭抱えてたよ」
「え、そんなに?」
「そうそう、そのせいで、クラスのほぼ全員は何となく気づいてるよ」
そこまで?
顔をペタペタ触って、リーベの方を見れば、視線をそらされた。
「で、何て出てた?」
「えーと、ステータスオープン?」
授業中に同じように言ってみれば、少し時間置いて僕のステータスが表示され、さっきと同じものが映し出される。
それを、地面に書いて見せる。
「へぇー、転移魔法ね…了解、了解。ヴァールに報告しておくね」
「え?」
「一応、ヴァールは各生徒の魔法を把握して、それように授業を考えたりしてるんだよ」
「たとえば、あまりにも危険だと判断したら、個別授業とかね」と笑う。
「それって、他の人のとか見れる?」
「え」
先程まで黙っていた、アルスさんが口を開いた言葉に、僕は思わず固まった。それをどうとらえたのか、
「へぇー、見えるんだ」
あくどい笑みへと表情が変わる。
「ち、違う?ワザとじゃないんだ?こう、たまたま?」
「ほほう、これは、リーベのでもみてしまったのかな?」
「え?」
墓穴を掘った。
あの授業中に俺が視線を向けたのはリーベのみ。ならば必然的に相手何て…
「ち、違うんだ?リーベ?」
「だ、大丈夫です?その、私のような貧相なステータスだったんでしょう」
「ひ、貧相だなんって?そこまではよくわからないけど、リーベらしかったよ」
「あの、よかったらどんな表示でしたか?」
「あ、確か…」
そう言って、僕は地面にリーベのステータスを書く。
「この加護の所文字化けなのですね」
「あ、うん。なんでっだろう」
僕らが首をかしげていれば、
「レベル1っのが、関係してるんじゃないか?」
「え」
クレアさんの言葉に思わず考える。
もしかすれば、レベルが上がれば見れるのだろうか?
「なら、どうやったら上昇するのでしょうか?」
「普通なら、熟練度とかじゃないか?使えば使うだけ成長するって感じで」
「ゲームみたいですね」
後は、他に敵を倒して経験値を稼ぐとかかな?
そう考えていれば
「なら、僕等のステータス見てくれないか?」
「え、いいんですか?」
「僕はいいよ。アルスは?」
「俺も、見られて困ることはない」
僕が見れるのは簡易的だけれども、それでも他人の情報。
だから少し気が引けるも、こうして許可を頂けるのならば
「ステータスオープン」
そう言って、見えるまでに時間がかかるのだが、今回は、僕やリーベよりも出てくるのに時間がかかったものの、ようやく画面が出て来てホッと息をこぼすも
「うげぇッッ」
「?」
画面向こうの二人は首をかしげていた。
だけれどもしょうがない
「レベル不足で表示不可って出てきたぁぁ」
僕が頭を抱えれば、クレアさんが笑う。
「自分のステータスってちょっと気になってたけど、しょうがないね。藤井が成長してからまた見てもらうよ」
そう言って
「ちょうど、三日後からの一週間、二、三年が課外活動で学園にいない。だから、ヴァールは二人用に授業を組もうとしてるから」
「レベル上げにはいい期間だよね」その言葉に、
「え?この学校って課外活動とかあるんですか?」
「一応、ある運だけど基本は四年生からが多くなるんだけれども、僕らのクラスは特殊だからね」
「ほら、噂のDクラスだから」
そう言って不敵に笑った。
「よかったですね」
クレアさんたちと別れた後、僕等は寮に戻る為に道を歩いている中、リーベが笑いながら言ってくれた。
「蓮さんは魔法が分からなくて、今まで不安そうにしていましたが、今日は嬉しそうです」
「そ、そうかな」
「はい」
リーベの微笑みに胸が温かくなる。
「でも、僕らの魔法レベル1何だよなぁ」
「私、幼少期から魔法を頑張っていたのにレベル1何ですね…」
しょぼくれたリーベに
「ほ、ほら、この前覚醒みたいなことになったせいで、レベルがリセットされたんじゃないかな?」
「か、覚醒ですか?」
「そうそう、僕のいた世界でのゲームとかで、レベルを上げたキャラを覚醒させるとレベルがリセットされるって」
と、僕がいた世界のゲームの話をしてみたけれども、通じないのか、リーベは首をかしげていた。
「だ、大丈夫?レベルがあるってことは成長するってことなんだし?クレアさんも言ってたし、教師と2対1での授業って普通ないからありがたいよね」
「そうですね…個別授業っていいなって思ってました」
「そうだよねぇ…でも、あの先生の授業って怖いのかな?」
「どうでしょうか?でも、Dクラスの先輩方は楽しそうなので大丈夫だと思います」
そういって、微笑みに僕もつられて笑った。
それから、先輩達と合同授業というなの、一年である僕等はほとんどが体力づくりで、先輩たちは様々な魔法を練習していた。
水や氷、炎が宙を舞い、風や火を足に、武器に纏わせ、何より驚いたのは召喚魔法であった。その召喚魔法で召喚されているのは僕がいた世界での童話の人物たちと似ていたのに驚いた。
教室での授業は主に座学がメインで、入学して一か月は、一年である僕らの為の授業をメインでやってくれるそうで、先輩方は、自習が主で外で魔法の練習をしたり、図書館で本を読んだりとそれぞれのやり方で学園生活を過ごしている。
そうして、三日間を過ごし、課外活動の初日がやってきた。
初日の一限目は、学園の中庭で行った。
簡単に言えば、先輩たちのお見送りである。
「それでは、課外活動を始めよう」
ヴェール先生の言葉と同時に開始の言葉で授業は始まった。
僕等のDクラスの担任の教師は容姿も性格も少しおかしかった。もしこの人が元の世界でも同様に教師をしていたならば、教育委員会に通報されるだろうなと。
面妖なお面で常に顔を隠し、陽気に生徒をからかいに来るし、先輩達からの話では、何かのゲームをし負ければ罰ゲームと称し、変な着ぐるみ、服を着せるという話を聞いて、着たくない反面、リーベがそんな服を着ているのは見て見たいなと思ってしまう気持ちもあってしまう。
「この一週間、Dクラスの三年、二年を面倒見るラオフェンリーダー、エーデルだ」
「私は副リーダーのカメーリエ。一年生は今後ともよろしくね」
「私の紹介は大丈夫だろうけれども、私はマーレ」
「僕はヴァルトです」
三年と二年とは初対面じゃないから自己紹介は不要なんだろうけど、一年生である僕らの為に課外活動での引率者であるラオフェンの方々が自己紹介をしてくれる。
自己紹介の後に僕等はお辞儀を返せば、目の前の三人は笑い、ヴァルトさんはお辞儀を返してくれた。
いい人たちだなぁ…
まぁ、マーレさんだけはどうしても初対面と二回目の再開の時の対応にどうしても怖気づいてしまう。
そんなことを考えながらもラオファンの人達とヴァール先生のやり取りは続く
「藤井とリーベ」
「うぇい⁈」
「ひぇっ⁈」
唐突に呼ばれたせいで変な返事をしたせいで、近くにいたリーベが僕の声のせいで驚いて巻き込み事故を起こしてしまった。
僕らの声がそんなに大きくはなかったのか前の方にいる大人は今だ話をし続けていた。
「変な返事だね」
「く、クレアさん」
貴方のせいですよ‼と言ってやりたかったがヘタレな僕には言えずに、「そうですね」としか言い返せなかった。
クレアさんの隣にはいつも通りにアルスさんが傍にいた。
思うんだけれども、この人たちが一人でいる時をあまり見ないのだけれども、一緒にいないといけない何かにかかっているのだろうか?
そんなことを思っていれば、「今、失礼な事考えてるでしょう」と笑みを浮かべながらもその瞳は笑っていないように見えた。
「はぁ、まぁいいや。僕らがいない間に誰かにいじめられたらちゃんと」
「え?虐められるんですか??」
「多分?可能性が少しでももあるから言っておこうと思ってね」
虐め、ダメ、絶対
「そうそう、ニーア先輩なんて去年とか凄かったんだから」
「え⁈そうでしたっけ?」
急に話に入って来たのは双子の片割れのテーゼ先輩に、その話の人であるニーア先輩が声を漏らす。
「あー、確かに、去年もおととしもはいろいろなクラスの男性から追いかけられてましたよね」
「何回か巻き込まれた。数名の男性に追われていた」
「あら、私もですわ。確か魔法を乱発されましたわ」
「僕も僕も、てか、皆何かしらニーア先輩のに巻き込まれているよね」
二年生の先輩であるクレアさんに続き、アルスさん、レレス先輩、クーゼ先輩が口を開けば、「その時は大変ご迷惑おかけしました‼」とニーア先輩がテト先輩に引っ付きながらべそをかいていた。
「私いじめられたくないです…」
皆のやり取りを見ている中、リーベが「ひぇ」と悲鳴をこぼしながら言えば、
「安心しなよ、藤井が助けてくれるから」
副音声が聞こえながらも「た、盾ぐらいなら」と口をこぼすも、今の僕では盾役にもならないような気がして切ない…
「まぁ、何かあったらヴァールを頼ればいいよ。見た目はあんなんだけど、強いから安心しな」
笑いながらそう言うクレアさんの言葉に、僕は無意識に前の方で話しているヴァールさんを見る。
そうすればあっちの方も話が終わったのか、
「もういいもん‼マーレのバカ野郎‼生徒の事は任せたからな‼クソ‼」
と泣きながらマーレさんに悪態をついている姿であった。
「不安だ…」
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