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ボツネタ・夢でみた彼女は現実にいた
人間関係が嫌になったオレは不登校になって半年、もう二度と学校にはいかないと思っていた。
今日は放課後、学校の教室にいる夢を見た。
目の前にはクラスにもいない美少女がいて、白くてふわふわした肉まんを美味しそうに食べていた。
そんな美少女は夢だからいるんだ。
学校なんて辛いだけで行っても仕方ない。
なにも考えてない馬鹿な奴等とは関わりたくない。
なのに、足は通っている中学に向いた。
放課後の教室、薄暗い窓際の机に、彼女はいた。
透き通った肌、やわらかそうにふわりとカーブした長い髪。
「幽霊みたいに綺麗だ…」
つい口に出して言ってしまうと、彼女は笑った。