たゆまぬ恋、は盲目的。
僕ら四人はいつも一緒だった。
どこに行くにも、何をするにも全員揃ってではないと意味がなかった。
それで満足だった。
いつからだろう、一人だけ女の子が混じっていることに気がついたのは。
その時から、僕らの世界の中心は彼女となった。
彼女が放つ輝きは、僕らの毎日を照らしていった。とても幸福で、ただひたすらに今を生きていた。
でも、そんな僕らとは裏腹に、彼女の目は急速に光を失っていった。
恋は盲目、世は情け。
世の中目に映るものだけが、全てじゃない。
僕らにそれを教えてくれたのは、紛れもない。
ーー彼女だった。
どこに行くにも、何をするにも全員揃ってではないと意味がなかった。
それで満足だった。
いつからだろう、一人だけ女の子が混じっていることに気がついたのは。
その時から、僕らの世界の中心は彼女となった。
彼女が放つ輝きは、僕らの毎日を照らしていった。とても幸福で、ただひたすらに今を生きていた。
でも、そんな僕らとは裏腹に、彼女の目は急速に光を失っていった。
恋は盲目、世は情け。
世の中目に映るものだけが、全てじゃない。
僕らにそれを教えてくれたのは、紛れもない。
ーー彼女だった。
プロローグ
2012/01/10 11:21
(改)