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月は嘘を知っている  作者: 七瀬 樹
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追憶1

強い人になりたい。

あの時ふとこぼした言葉。

お父様もお母様も聞いていなかったけれど、()()()だけは聞いていた。

何も言わずに首を傾げるあの子を見つめながら、妙に憎らしく愛おしい気持ちになったのを覚えている。


あの子は私が4歳の時にやってきた。

誰よりもそばにいて、想いを分け合った。

でもいつからだろう。

あの子が遠く見え始めたのは。

私の横か、その少し後ろについてきていたのに、いつのまにか私よりずっと前を走るようになっていた。

そのことを素直に喜べたらよかった。

でもそんなに私の心は器用じゃなくて。

これが天才なんだと、そう言い訳するけど、心に占める黒い思いは消えなくて。

醜い嫉妬のせいであの子を傷つけた。

今更すぎるけど、あの子に寄り添える1番の理解者に、強い人になりたかった。

今回も少し短めです。

300字くらい。

長く書くと内容がぐちゃぐちゃになるんです。

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