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魔法文字の校正士

作者: くれは

とても短い断片的な作品を試験的に書いてみました。少しでも楽しいと思って頂けたら嬉しいです。

 私は魔導具師見習いのアンバー。主な仕事は魔法文字の付与(ふよ)……じゃなくて、それの校正をしている。


 ごく(まれ)に魔導具の不良があるんだけど、主な原因が魔法文字なの。


 一文字違ってたとか、足りなかったり。魔導具師見習いだけど、免許はちゃんと持ってるよ? それがないと、そもそも校正が出来ないからね。


「アンバー! 急ぎの以来だ! 頼めるか?」

「勿論! それこそ、校正士の見せどころでしょう!」


 そう。私は校正を仕事にしている見習いの中で、たった一人【校正士】の資格持ちでもあるの。



 緊急の依頼で持ち込まれたのは、貴族御用達の乗り物だった。

 倉庫に運ばれた実物を目にして私は直ぐに作業に取りかかる。


 動力部分に書かれた魔法文字を転移魔法で羊皮紙に写し取ってから、テーブルに置いた。


「直ぐに見つけた! 原因は此処っ!」


 魔法の杖で原因の文字を校正する!


 魔法文字は物理で差し替えるの。ペリッと剥がした黒い文字から、金色に輝く魔法文字が繋がった瞬間、倉庫内が眩しい光に包まれる。


 仕事をしている中で、(まれ)に凄いことも起きるんだ。魔導具にはランクがあるんだけど、修正したことで化学反応が起きる――。


 ボォォン!!


「アンバー! 大丈夫か!?」

「平気平気! それより見てよ、コレ」


 明らかに光沢が違う乗り物を魔法で鑑定する。


 <貴族の乗り物>

 ランクがFからDに上昇しました。


 こういうのがあるから魔導具師の中で校正(・・)はロマンの(かたまり)なの!

最後までお読みくださり有難うございます。試験的に書いてみたくて書いた話でしたので、評価によっては1週間限定で削除予定です。

少しでも楽しんでくださった方がいましたら嬉しいです。

他作品も宜しくお願いします。

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