「遠征任務:特別依頼・炎星と水星【中編】」 その14
☆★☆★ エインデ
一度来た場所だからか辺りに敵は沸いてない。隠れる必要は無くすんなり大扉がある場所まで辿り着く。
「・・・鍵は開いたが・・・錆びついて動かないな」
「徒労でしたね」
開かないなら戻ろうとゼーナは踵を返そうとするが俺は力を込めて扉に向けて一撃を放つ。
「えっ?」
意外と簡単に扉を壊せた扉にゼーナは何故か真っ青な顔をしていた。
特別な事をした訳ではないのに意外と皆驚くのは何故だろうか?
「あ、あの・・・最初から壊せば良かったのでは?」
「ふむ?鍵や仕掛けがあるなら解いて見るといいと言われてな、わざわざ骨を折ってまですることでもないしな」
折れた腕を治すとそのまま中に入る。
ゼーナも遅れて入って来たが少し引いているような気がするが特に気にしない。
奥に入るとそこは庶民が暮らせるほど敷居がありそこのは何故か知らない物体が存在する。
「何ですか、これ?」
ゼーナは謎の管に触れると静電気が発して反射的に手を引っ込めた。
「・・・これは?」
管を束ねた先にある棺桶のような長方形の箱?には人の顔がガラス越しに見える。
「死体ですか?」
「いや違うな、どちらかと言うと人を閉じ込めるカプセルのような物だな、生物が実験室に入れられるガラス張りの箱と言えば分かりやすいか?」
ゼーナには理解が追いつかず小首をかしげてしまった、人に教えるのは難しいか。
「これに触れる前に先ずは周囲を観察しよう」
互いの意見は後回しにして敵の視線も襲ってくる奴の気もしない、調べるだけ調べ上げるとしよう。
俺達は少しの間この場で情報を探ることにした。




