優しさをライズで騙す 「思考不全と身体麻痺」 その3
「ひゃ〜〜!!何で急に雨降るの〜!!」
馬車を降りて目的地まであと少しだと思った矢先急な夕立ちに出遭ってしまい全身ズブ濡れで近くの小さな洞窟で雨宿りすると皆服がびしょびしょだ。
「ユカリちゃん・・・ふふ♪」
なんか艶めかしい色気を見せるユイちゃん。相変わらずスケベな豊満ボデイはぷるんと揺らしている。
「何々〜触れて良いのかな〜♪」
私達は互いに触れ合いながらたっくさんイチャイチャしてるとサナエちゃんが呆けた顔で本の角で叩かれてしまった。
「イチャイチャしない、乾かしなさい」
「サナエも一緒に遊ぼ♪」
「態度や雰囲気が変わっても呼び捨ては変えないのね」
「仲良しの証」
「ならもっと褒め称えるなりしなさいよ!!」
うがー!と怒るサナエちゃんを交えた濡れながらも楽しかった。でも一応身体に触らないようにユイちゃんが焚き火をしようとするが・・・
「あ・・・湿ってる」
「錬金道具は・・・・うわっ・・・全部ダメになってる!!」
「紙も全部おしゃかね・・・戯れ合うのも楽しいけど風引くのは勘弁ね」
空も暗くなってきたし何か無いかな?
明かりも無いせいで手探りで探すと柔らかいもの掴んだ。
「きゃあ!?な、何すんのよ!?スケベ!お姉さんだからってエロはまだ早いわよ!」
パシんと何故か平手打ちを喰らいユイちゃんの巨峰に助けられる。
「ユカリちゃんが私の胸に・・・!」
「わ、わー!!幸せそうに撫で撫でしないでー!!嬉しいけど火元探させてよ!」
こんな事が起きて結局火は見つからなかった。
「やっと薪は見つかったけど・・・火がな・・・」
ボッ!
ユイちゃんは人差し指から小さい炎を使って薪を燃やすことに成功した。
「・・・アンタ・・・最初から使えるなら使いなさいよ〜!」
「ちょ、近い」
サナエちゃんは服を脱ぎながらおでこにチョップする。
「全く、だからこんなにデッカイ胸に栄養が溜まるのよ」
下着になりながらユイちゃんを叱ると無表情のまま薄ら笑いをする。
「因みに探す前から薪を見つけてたわよ」
最初から洞窟にあるのを知ってて探さなかったみたい、一緒に探すのが楽しくて言わなかったらしい。
「あらそう〜?それならお仕置きするわね〜ユカリちゃんは前から、私は後ろからね」
サナエちゃんはお仕置きのらつもりだけど本人はとっても幸せそうだ。
「かかってきなさい」
「っ!減らず口を〜!!」
珍しくサナエちゃんも楽しそうに背中から拘束すると胸を揉み始めた、私も楽しそうだったので暫くは三人で仲良く雨を止むのを待つことにした。
ちょっとエッチの戯れは全員が飽きるまで続いた。
飽きたら今度は私の悩みやユイちゃんを悩みなんかも聞いて、ついアスカちゃんの事まで話してしまった。
それでも二人共冷静に聞いてくれてそれぞれの意見を聞けた。
いつの間にか暴言や棘のある言い方をするユイちゃんはサナエちゃんの犬猿の仲ではなく一人の仲間として珍しいくらい会話をした。
成る程、これが冒険の新たな楽しみ方でもあるのかと皆で野宿することになったら何だか楽しくなりそうだといつまでも楽しいは続いた。