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「遠征任務:特別依頼・炎星と水星【中編】」 その10


 罠を仕掛け終えるとエインデは唐突に会議をし始める。クラフトの治療を終えた皆は少し疲れていた。


「リーダーに話す前に伝えることを揃えるぞ」


 アスカは誰よりも先に動き水星調査資料をかき集める。


 テーブルに置くと皆のっそりと集まる。


「まず一つは鍵だな、此方が足を運んだ際に見つけた遺跡の奥には化け物がいたがそれ以外は封鎖された扉があったくらいで特に語るべきものは無いな」


 淡々と語る際にエミは暇そうに欠伸をしたのですかさずチョップする。


「アスカの発言でこっちも少し不安になってきたわね、監視する奴が誰かすら分からないから警戒心が引き締まるわね」


 何だかなんてこと無い日常を過ごしていたのに少しずつ変わりつつある。


 それに最近やたら村が騒がしい気がする。


「そう言えば最近、村が騒がしくなってるし何かあったのかしら?」 


 もしかしたらこれも何かの伏線だったり?


「あ〜あれ?もうすぐ結婚式だから準備が忙しいんじゃない?」


「えっ!?あっ・・・ごほん!そう言えばに〜そんなものもあったわね」


「絶対考えてた事違うよね?」


「あぁ!?なんか言った!?」


 人が増えてワチャワチャし出す急に頭が真っ白になる癖、未だに直らないな。私は知識人で通ってるからバカっぽい奴等とは違う!


「ふーん、まぁそういうことにしとくよ」


「にひひ〜♪そういうツンデレタイプアタシ超&好き&ラブだしー!やっぱツンデレ最高♪」


「は〜!?ツンデレじゃないわよ!!確かに頼られると反抗したくなるし褒められると素直に言えないけど別にアンタ達の為に演じてる訳じゃないんだからね!?」


「ひゃ〜!テンプレツンデレ構文あざす☆サナちゃん絶対一途だし恋人になると絶対尽くしてくれるタイプ〜♪」


 話が脱線してる!!私は話の軌道を無理矢理舵を取る。


 今は調査報告してるんだからちゃんと話し合わないと!


「成る程、それもリーダーに報告――― 」


「しなくていい!何でアンタまで乗ってんのよ!?」


「俺達が必要なのは情報だ、アスカ・・・サナエのツンデレ情報も追加だ」


「はい!」


「“はい”じゃない!?」


 意外と乗る時は乗ってくるのね…ただ私が恥かいただけじゃない!


 私達は話し合い (脱線あり)で進めて報告する内容と今後の方針について意見を交わすことになった。


 ユカリちゃん達は無事かしら?何か厄介事に首突っ込んでなければいいけれど。  

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