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「遠征任務:特別依頼・炎星と水星【前編】」 その2

☆★☆★ 水星にて・・・


「「おぉ〜!!!」」


 都市全体が一つのお城のような幻想的な街にやってきました!


 あまりにの壮大な背景にスェウちゃんも一緒になって感動する。


「光星と違って絵本の中に出てくるお城が沢山っ〜!」


 道行く人も何だかお洒落はドレス!守衛さんなのか派手な色をした人達が腰に細剣と長い銃も持った兵隊さん?が見回りをしている。


「天気も良いし風も穏やかで調査が捗るよ〜!!」


 不安な気持ちを吹き飛ばして楽しみが一気に上がり過ぎてぴょんぴょん跳ねる。


「ゆ、ユカリさん・・・は、はしたないです」


 するとスェウちゃんが顔を赤らめてスカートを直してくれた。


「ほえ?」


「ユカリちゃん、ミニスカートだから跳ねすぎると見えるわよ」


 ユイちゃんに言われて初めて捲れてることに気付いた。

幸い誰にも見られてないかった。


「あはは!ありがとう!」


「も、もぅ・・・しっかりしてください、昂るのは分かりますがあくまで調査が本命だと言う事を忘れずに」


 ちょっとお堅い!私はスェウちゃんの胸元が開いた修道服に中心を人差し指を押すと顔面を真っ赤になった。


「こ、これせくはらって奴ですよね!?」


バッ!と胸元を隠しながら膨れる顔がとても可愛い。


「スキンシップだよ☆まだ子供なんだから物腰柔らかく行こうよ♪」


「わ、私はお姉様の為に!」


 やっぱりまだ幼いから過度な接触や距離に抵抗があるみたいだ、緊張もしてるし肩の力を落としてあげたいな。


「さぁ〜!先ずは調査の一環として見回りだ!」


「あ、遊ばないでくださいね!?」


 分かってるわかってる!と酒場を探すついでに観光に二人を連れて行くことになった。


☆★☆★ 広場通り


「・・・?話し掛けても無視されるのは何で?」

 

 予想外の事が起きている、街中の人に話を振っても見向きもされず素通りされる。これにはスェウちゃんも疑問に思っているとユイちゃんがぬるりと背後に現れる。


「水星は完全階級制度だから下の人間程無視されるわよ」


「でも私達冒険者だよ?それに事情を言いたくても取り付く島もなかったよ?」


「ぼ、冒険者は卑下される事で有名な一番下なので当然かと」


 何その横暴な制度、一緒に生きてるんだから話くらいしても問題ないと思うのに。


「う〜ん、なら同じ冒険者か酒場を自力で探すしか無いか・・・」   


「地味だけどここを知るのには良いことね」


「地球には郷に入っては郷に従えという言葉があります、私もそれに従い尊重しましょう」


 うぅ、最初から冷遇扱いされるなんて・・・幸先悪い私達は片っ端から酒場を探す作業に入った。


 取り敢えず会話ができる人を探したい。

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