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「遠征前に・・・」 その2 

「こ〜らエミ!そんなに沢山持っていけないから最低限持ちなさい!」


「サナちゃんのけちんぼ!!巨乳!巨尻!」


 エミちゃんの部屋に入ると耳にタコが出来るほど聴いた怒声が・・・ゆっくり扉を開けるとサナエちゃんのお腹にしがみつく子供のようなエミちゃんと物を置いてるサナエちゃんの姿が見えた。


「遠征なんだから貴重な物は置いて簡易で使えるもの使うの!」


「えぇ〜!!下着も!?」


「当たり前!あとこんなに服詰めない!置物なんかあっちで使う余裕無いから駄目!」


「うわぁぁん!!サナちゃんが虐める〜!」


 私の存在に気が付くサナエちゃんに私は少し申し訳なくこっそり入る。


「ユカリちゃんも荷物確認する?」


 泣きつくエミちゃんを無視して私も一応見てもらおうとバッグを預けると当たり前のように下着を置く。


「こんな可愛いのは駄目、盗まれた嫌でしょ?白で充分よ」


「うっ、よりにもよって白か・・・」


「味気ないって言いたげね?レースとか花柄もあるわ、旅行に行くわけじゃないし野宿を視野すると小型ナイフや毛布を入れて着替えは同じ物五日分ね」

 

 サナエちゃんの発言!私は反論をする!


「お洒落を捨てるなんて私には出来ないよ!」


「ダーメ!我慢しなさい!」


「私のスカート一着しかないの多いよ!」


「ならズボンにしなさい」


「絶対に嫌!可愛いスカートを穿いてこそ私だからね!」


 意地でもお洒落を重んじる私にエミちゃんも激しく同意する。


「そーだそーだ!彼氏無しが偉そうに言うな!」


「ぶち殺すわよ?調子に乗るくらいならここで消した方が幸せでしょ?」


 あまりにも怖い殺意に完全にビビッて言う事を聞いてしまった。それでも私はスカートだけは手放せない。


「もう!言う事聞きなさい!」


「エミちゃんはいいけど私は頷くまで動かないから!」


 二人は岩のように腕を組み情に訴えるも完敗した。


 脇やお腹、足裏をこちょこちょされてエミちゃんは悶絶しながらちょっと色気を放ちながらギブアップする。


 その姿に少し唆られるも私は過酷の処刑に耐えた。


「くっ、今日はやけに頑張るわね」


 くすぐられて何とか意識を保っているように見せたが正直もう厳しい、もう一度責められたら確実に色々とおかしくなる。


「よし、今度は股関節ら辺を・・・」


「お願いです、言う事聞くからスカートだけはオネガイシマス」


 無理だ、非常にも私は即座に諦めて音を上げて死ぬ気で説得すると何とかスカートだけは許された。


「と、とほほ・・・」


 エミちゃんも助けようとしたけど状況的に無理だったので逃げるようにその場を後にした。

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