エミちゃんの超マジヤバの羽ばたいている的な素敵なシャイニングデイズ☆ 第二章 「彼女と彼女でマジラブ的なアゲアゲっしょ☆」 その1
遠征まで後少し、準備は出来たけどユイちゃんに沢山強くしてもらった。
相変わらずコテンパンに負けるけど私もいつかあんな風になれたら特別な人になれるのかな。
そんな事を考えながら食材を一通り買い揃えると背後から声を掛けられた、大柄な男性。
知らない人だ、でもそっちは私を知ってるみたい。
「エミお姫様について少し聞きたいんだ、時間はあるかい?」
多分四〜五十代のおじさんは身なりが良く近未来区に住んでる。
エミちゃんについて何か知ってそう、私は承諾して落ち着いて話せる公園のベンチに座りおじさんに最近のエミちゃんについて大雑把に話した。
「そうか、エミお姫様はお一人で」
「あの、エミお姫様って?」
「お姫様から何も存じていないのですか?」
先程からこのおじさまはお姫様と連呼してるから気になって聞いたらエミちゃんは元々近未来区の一区間を治めるお姫様だったらしい。
確かに普通とは違う雰囲気はあったけどただの頭のネジが飛んだ自己中我儘ギャルなのかと思った。
値段も気にしてないのはやっぱり富裕層に生きてきたからかな?
「ただエミお姫様が継ぐ前に我らプレアデス家は王様の命令により解散ざるを得ませんでした」
おじさまは元執事をしていたと軽く挨拶されて更に驚くけどそんなことよりエミちゃんについて膝を進める。
「それはどうしてですか?」
私の質問におじさまは乾いた声で笑うとこう告げた。
「エミお姫様の意思を尊重したから・・・だそうです」
人達はそれだけ告げられ近くの区画と合併することを伝えられてプレアデス家の栄光はそこで潰えたらしい。
「我々プレアデス家は星の力使い時間を観測し星と星を行き来する星の船を創り上げた光星最初の王なのです、星の力の天啓を得れば神に匹敵する魔法も使え、神器と呼ばれる武器も創れました」
「凄い、凄くないですか!?」
しかもエミちゃんは代々の王様が使えた能力の半分を全て使いこなせる歴代最強のお姫様になる予定だったとか。
そこまではおじさまも愉快そうに話していたけどその後については凄く重苦しい雰囲気になり、とても悔しそうだった。
「ですがその・・・エミお姫様は致命的な弱点がありました」
「それは?」
もしかして病気?と思ったが衝撃的な告白に私は改めて王様の判断が英断だと分かった。
「エミお姫様は星の力の天啓を得る為に頭を開いて聖水で脳を満たすまで流し込まないとその力を得られないのです」
悍ましすぎる言葉に一瞬我を見失った。




