「遠征まで後少し!」
遠征まで一月を切り各々物を揃えたりして過ごす、後一月だから一人くらい悩みを聞いてあげられそうかも。
取り敢えず酒場に行くと何故かユイちゃんも付いて来た。
「私の悩みは聞かないの?」
巨峰に腕を挟まれながら距離感がおかしいユイちゃんは見上げながら言うせいで破壊力抜群で見つめられると尚更胸がドキドキする。
最初は私より大きいと思ってたのに同じ目線に立つとユイちゃんの方が少し小さいことに気付き益々可愛い。
「逆にユイちゃんは何か悩みがあるの?」
うんと即答するユイちゃん、まさか無表情で死んだ目をする殆ど何も考えて無さそうなのに意外だ!
「ユカリちゃんが好きすぎて結婚してくれない」
前言撤回、やっぱり無視しよう。
「ユカリちゃんはどうしてそんなに可愛いの?」
「はいはい、ありがとうね」
適当に流すとむっと頬を膨らませた。
「目もクリクリで頬も柔らかくてキスが上手そう」
「分かったから、もうちょっと離れない?」
「唇はふんわりして物腰柔らかい性格でいつも笑ってくれて可愛い」
いつのまにか私の事大好き表現まで言うようになってきたね!?男の子なら多分落とせると思うけど女の子同士はちょっと・・・
「肩に触れるだけで嬉しい、寄り添うなら好き、胸も大きいし健康的な筋肉、特に太ももは・・・」
「本当に私の事好きなんだね!私だってユイちゃんすきだよ?」
まさか嫌いだと思われていたのにいつのまにかこんなに好きと言ってもらえるなんて嬉しいな。
「なら結婚しない?」
「女の子同士は駄目だよ!?」
「子供が産めないから?」
「色々間違ってるね!?そもそも結婚は男と女で!でしょ!?」
はぁ?みたいな顔止めて!?基本はそれなはずだよ!?
「彼氏出来ないのに?」
「ほ、本気出せばいけるよ!?私だって一人くらい・・・」
今の所女の子しか仲良くなってないせいで友人であるグーさんとかエインデお兄さんとかユーゴ君はそもそも恋愛関係ですらない、多分あれ以上発展は見込めないし・・・声を掛けたらいけるかも?
「でもノア先輩は“ユカリちゃん男性運が無いから一生独身”と言ってたわよ?」
あのエッチなお姉さんシメようかな?
「それとユーゴから笑いながら“ユカリは彼氏なんか出来ねーよ〜!!がはは!”って」
よし、ぶち殺そう♪
「サナエからは“絶望的で女に飢えてる人に”と結婚なんかしたらすぐ離婚する未来しか見えないって」
「うわあぁぁぁん!!私女の子と結婚しないと未来無いじゃん!!」
「だから私と・・・」
「エミちゃんに言ってもっと可愛い服作ってもらうもん!!ふえぇぇぇ〜ん!!」
私は絶望的な状況と酷評されながらユイちゃんから離れて泣きながら酒場へと向かった。
この時間なら酒場で仕込みしてる筈!絶対モテててやるんだから!




