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「黒を穿つ支配の者」 その9
「結局何の話だったんだっけ?」
話し終える頃には前提の内容が丸々散らばって断片的なものしか覚えてないや。
「あまりブロッサムさん達に直接関係しないと思いますし頭の片隅に置いておくだけ程度に覚えて頂ければ私は満足です」
「凄くふわふわしてるけどそれでいいのかな?」
「皆さん基本的には国の方針や政治家なんて興味無いと思いますよ?」
確かに後者のほうが覚えておきたい事が多かったし一度に全部言われてもたとえ覚えても使う場面無いし、そとそも何でも覚えられる程の記憶力は残念ながら持ち合わせていない。
「んー他に聞きたいことが・・・ってあれ?」
もっと聞こうと思ったらいつの間にかグーさんはベンチから立っていた。
「それではブロッサムさん、時間が来ましたので本日はお疲れ様でした」
話足りないが忙しそうだから声をかけるのを止め、私はグーさんに手を振った。謎が多いがまた次の機会があると信じて皆の所に帰ることにした。




