風の悪戯に従うお姫様 「黒い噂と南風」 その6
「の、ノア先輩・・・?」
何も聞かされてないユカリちゃんは初めての温泉施設に少し不安そうに外装を見つめながら佇んでいる。
「ささ、行きましょう」
流れるまま私達は中に入り更衣室の案内地図が記された場所に向かい思ってるより広い脱衣場に驚きながら一番端を選びそれぞれ着替えることにしました。
水着をユカリちゃんに渡しました。
その衣装にユカリちゃんは物凄い奇妙な表情を浮かべてました。
「は、破廉恥なお店?」
私は簡単に水浴び場の巨大サイズと伝えて早急に着替えさせました。
いち早く着替え終えた水着ですがいくら何でも羞恥心の方が上回りますね。
私達の制服は男受け良い少しエッチな大胆に胸を見せてスカートの丈も膝が少し隠れるギリギリを責めた衣装なのですが水着は露出だらけなので人前に見せるなんて変態に近いのでは?
そんな事を考えながら煩悩を置いておいてユカリちゃんを見に行くとフリフリのパレオが特徴的な可愛さ満点のユカリちゃんでした。
「ユカリちゃん素敵です!」
可愛さ以外取り柄がない脳内お花畑のユカリちゃんですが本当に素直に可愛いのでつい弄りたくなってしまいます。
「う〜ん」
ユカリちゃんは私の反応に文句があるというかパレオの長さに不服の表情を浮かべる。
「もしかしてお気に召しませんでしたか?」
「あ、ううん!?ちょっと可愛すぎるような・・・」
「ユカリちゃんは自分の可愛さに気づいてないのですか?」
「でもノア先輩の方が美人だし似合ってるし・・・それに・・・スカート丈はもう少し短めのほうが・・・」
どっちかと言うと後者が本音っぽいです。ミニスカートの丈の長さに異常なまでに拘りがあるのは知ってましたが恐らく服装によって長さを変えてるみたいですね。
「ユカリちゃんとは知音の仲だと思いましたがまだまだですね」
「ちいん・・・??えっと、水着自体は私好みだから覚えてくれるだけでも凄く嬉しいよ!」
「でも拘りがあるんですよね?」
「個人的にはね!こんなに良いもの貰えるなんて思わなくてノア先輩って私に少し贔屓してないかな?」
「贔屓なんかしてませんよ〜?私は興味ある人にプレゼントを贈って反応が見たいのでそこに差なんてありません♪」
本当はユカリちゃんが妹のように扱ってるとか生きてきた中で一番マトモだからとか店に取り込みたいとか思ってますが本音で語る質では無いので伏せます。
「そ、そう?えへへ♪」
分かりやすくて単純、馬鹿でお人好しなユカリちゃんが好きなので今日は沢山遊べると良いですね。
ユカリちゃんとスキンシップを楽しんだ後、頬を赤くした彼女を連れて温泉施設に向かいました。




