風の悪戯に従うお姫様 「黒い噂と南風」 その2
“お前はいつか後ろ指を指され、人生が崩壊していく・・・君のような魔法使いはさっさと淘汰されるべきだ”
殺し屋を営んでいた時、知人の男性から辞める時に最後に言われた言葉。
気分で大魔道士を辞めて殺し屋に入り沢山の人を葬ってきた。
肩書は秘書であり全ての情報を管理する管轄に送られた。
私はとても有能で、実力はそこそこでその他に長けていた為に殺し屋のランキングからは【第三位】と区分され、ほぼ全ての殺し屋からは恐れられていた。
ただ私はその仕事が面白くなくなり興味を失い能力も能力も下がり続けた頃合いに殺し屋を辞めることにした。
理由は簡単、つまらなくなったから。
それだけで散々殺した挙げ句また元の人間に成り代わろうとすれば反感は買うのは当然、なので一番簡単な処理を思いつきました。
私を知る全ての人間を抹殺する。
私は有言実行ですので虐殺、鏖、記憶改竄まで手に染めて最後の知人にそう言われた。
「仲良くしてくださりありがとうございます、貴方は特別に殺さないであげます」
知人は何かを言おうとしたが気絶して聞けずじまいでした。
こうして私は普通の人間になったのですが元の世界は私を怪しんだ。
十年も姿を見せなかったのに今になって仕事を探しているのか。
たまに言われるんです、“何かを隠してる”・・・と。
分かっている、 私はいつか裁きを受ける、それが何時になるか分からない。私は多分簡単に死ぬことは許されないと思う。
知人達を殺し、栄誉も捨て、南風が吹く時・・・その合図は確信になる。
ユカリちゃんが大はしゃぎして色んな所へ行くと知らないお店や行ったことない場所に行けて新しい発見もありました。
でも今日はそれが目的ではなくとある施設に興味を持ち二人きりで遊ぶ。
ユイちゃんがいないことは把握済み、簡単についてきてくれるユカリちゃんは警戒心ゼロでホイホイきてくれるのを利用して沢山遊んで・・・お持ち帰りも出来たら私の欲求不満は解消されるでしょう。
長い事独り身のせいか“愛”を見せつけられると欲しがってしまう。
なので今回は出来る限りユカリちゃんを誘惑してお持ち帰り出来たら一緒にお酒が飲めたら万々歳、邪魔が入らないように近未来を選んだのは正解でした。
「ユカリちゃん〜こっちですよこっち〜♪」
今回の目的地は“温泉娯楽施設”・・・最近作られた“水着”というものに着替えて造られた施設で遊ぶのは本当は二の次でユカリちゃんを何としてもお持ち帰りする為の口実に過ぎません。
私はそれを知って事前にユカリちゃんの依頼を全て推測し、断れない朝を選び、ユイちゃんがいない時を選び完璧なデートを想定した日が今日と言う事。
彼女はきっと何も怪しまれず私の私情だと受け入れてくれるでしょう。
ここでカッコイイ所やちょっと過激になって私を好きになってくれれば持ち帰って一緒にお酒を飲んだりして私の欲求不満を満たすために少し誘惑しても問題はないはず。
そんな事を考えていると風が吹いて噂が聴こえる。
「あの人って殺し屋だったって知ってる?」
「いや?そんなヤバい人なのか?」
「私も詳しく知らないけど風の噂で聞いたんだ!ノアは大魔道士では無くの殺人鬼だって」
成る程、これもまた罪の一つですか。それなら早急に対処をしておきましょう。
「ユカリちゃん、ちょっと落とし物をしてしまったみたいなのでここで待って頂けませんか?」
私は笑顔を作ると優しいユカリちゃんは私も探すよと尊敬の眼差しをしてくれる。
可愛らしくてユイちゃんが独り占めするなんて勿体無いくらいに目に入れても痛くない女の子。
私は優しく丁寧に断り頭を撫でるとすぐに喜んでしまう。
単純でチョロい純粋無垢で幸せを運ぶ青い鳥のような人柄に来た時から私は魅入ってつい贔屓なんかもしています。
私は断りを入れると障害物を直す為に颯爽と対処することにしました。




