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優しさをライズで騙す 「思考不全と身体麻痺」 その11

 本音を露にしてもそこには誰もいない、苦しくて悲しくても辛くても歯軋り立ててもそこには誰もいない。


 私は誰かに必要とされてないと自分が自分でいられない、誰かを下げないと必要としてくれない。


 子供の頃から私はイライラしたり感情が荒れると物を壊したり人に迷惑を掛けたりしてる。そうしないと私を認識してくれない。


 何でもそつなくこなす軽い女とか構わなくてもいい女とか、私はそんなんじゃない。ユカリちゃんがいない学校なんて嫌い、シスターズの汚さが表面上に出てきて嫌になる。


 だから私は私より下を遠くから嫌がらせしたり物を壊しても別の人のせいにしたり無理矢理お金を搾取したり下の人間からだいぶ怖がられたけど別にいい。


 悪い娘になったら誰か私を止めてくれる。それがユカリちゃんだったらその為なら何でもする。


 サナエちゃんも良い、沢山怒られたい。


 皆・・・私を見てよ、悪い娘でちゃんと人間だから。


「アスカちゃん大丈夫?」


 ひっ!?いつの間にか部屋にいたユカリちゃんに驚いて私はいつの間にか座っていた椅子から転げ落ちる。


「び、びっくりさせないでよ〜」


「声掛けたのに反応無かったから部屋に入ったら椅子に座ってブツブツ言ってたから気になったんだよ?」


「き、聴こえてた!?」


「ううん?寝てるのかなって」

 

 気付いたのがユカリちゃんで良かった。


「もしかして悪口言ってたかも」


「アスカちゃんが!?もしかしてなにかされた?」


「ううん!誰にだって黒い感情があるからそれかな!」


 ユカリちゃんは私を運んでベッドに寝かせてくれた。


「まだ安静にしようね、もし嫌なことあったらいつでも連絡してね?」


優しさをライズで騙す 第一章 終

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