「遠征任務:特別依頼・炎星と水星【後編】」 その2
「ユイちゃん!そっちに水ゲーター行ったよ!」
「っ!」
街に出るまで皆に物凄い見られて恥ずかしくなりその場で顔を隠しながら外に出るなり雨に打たれながら全身ずぶ濡れで頭の中がごちゃごちゃになりそうだ。
と言うか・・・何で私ばっか見るの!?どう見ても私よりえっちな人いるじゃん!?
今もおっぱいぶるんぶるんに揺らした豊満グラマラスお姉さんが泥だらけになりながら戦ってるよ!?
「スェウちゃんは・・・ひゃ!?」
どう見ても泥だらけの足場に適応出来てないさんだる?と呼ばれたものは泥に足を取られてお尻が泥だらけになってしまった。
「ユカリさん大丈夫・・・ひゃあ!?」
顔からすっ転ぶスェウちゃんに全身に不快感を纏いながら何とか起き上がらせる。
「ぐっ!?」
水ゲーターは雨の日になると作物を食い荒らし、近くにいる草食動物達を食い殺し大量発生してしまうと生態系が崩れるから二十体ほど倒す依頼だが中々手厳しい。
普段は四足歩行なのに雨の日になると二足歩行へと変える彼らの動きについていけない。
視界も雨で塞がれ最早水着の能力を活かすどころか引っ掛かって取れてしまいそうになる。
正直男の人が羨ましいと思った瞬間だ。髪も汚れる度に不快だし水着の中まで泥が入り本当に不快、皇女様からしたら面白い光景なんだろうか。
「ユイちゃん、スェウちゃん!身体を泥に沈めて!私が囮になるから襲われる瞬間に叩き込んで!」
ユイちゃんもスェウちゃんも物凄く嫌そうに匍匐し、敢えて私が囮になり何とかこの作戦で全員倒すことに成功した。
何か大事な物を失った気がするがもう、どうでも良かった。
☆★☆★ 帰宅前
「ユカリちゃん、傷だらけ」
囮になり私は沢山攻撃されて身体に至るところに深手を負い、二人に心配される。
「水着も破れてる所もあるけど大丈夫な部分は守ったから大丈夫!」
水魔法で髪や水着の中まで汚れた箇所を洗うと二人には先に帰るように指示を出し、私だけが王室に行くことにした。
二人共着替えは家に置いてあるから王宮で脱いだ物は私が回収すると二人に気を使い王室に痴態を晒しながら無事に帰ってこれたのだった。




