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エクストラ 実験棟 その5

☆★☆★ 


「あれはユカリさん!?」


 スェウは私の監禁部屋を指差しするとそこには恐らく最愛の娘ユカリがいるだろう。


 仲間意識で駆け寄るスェウに便乗して私も足を運ぶ。


 どうやら先程の爆発は彼女が所持する爆弾が原因か。


「あっ、お友達ですか!?た、助けてください!」


 二人仲良く吹き飛んで気を失うなんて滑稽だ。しかもこの娘・・・スカートが短いからパンツが丸見えだ。


 こんな性的なスカートを穿くなんて正気の沙汰ではないわね。


「私に任せて」


 ユイは回復魔法が使える、私は回復魔法で骨折した右腕と吹き飛んだ左足を治療する。


 意外と魅力的な肉体で実験欲が掻き立てるけど我慢よ。


 隣にいるのは私が連れ出した日本人の女、元々は肉を削ぎ落として肉人の実験をする為に()()を連れてきたのに・・・


 こんな世界を作った奴を殺すための生物実験室に放り込もうとしたけどつい忘れてたみたい。


「うっ、うぅぅぅん??」


 目が覚めたみたい、愛嬌ある顔にピンクがかった頬と如何にも優しそうな少女、こいつは呪いに掛かってないでしょうね?


「うっひゃあぁぁ!?何々っ!?キスしようとしてる!?」


 顔を近づけ過ぎたのかユカリは飛び上がって日本人を抱きしめた。


「状態を確認しただけ、ユカリちゃんは私に発情でもしてるの?」


「・・・えっ?あっ、そんな訳無いよ!?ユイちゃんたまにえっちな事言うからだよ!?どっちが発情期だ!」


 一瞬怪しまれた?こんなバカっぽい変態が?見かけによらず警戒心が強い? 


「助けて・・・いやぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 ユカリが壁により掛かるとあの日本人が餌になる時間になった。


 もう一人の日本人は顔を真っ青にして発狂した声で壁を叩いた。


「織子?織子!?」


 河野織子、彼女は大学で皆からチヤホヤされた絶世の美女。大人しくて可憐で人間臭くて一緒に誘拐してきたのよね。


 彼女は今、化け物に食われる数分前。彼女は必死で壁を叩き返して声が枯れるまで絶叫する。


「実優さん!?お願い助けて!!化け物が・・・化け物がァァァ!!!」


 ぐにゃりと恐らく右足を食われるとひしゃげた声で内蔵が飛び出る声で助けを求める。


 ただ残念、この研究所は至る所に火薬が詰まってるから爆発なんかさせたら・・・死ぬ。


「織子っ!?ねぇ!!織子!?」


 あんなに必死で生きようと藻掻いていた織子は下半身を食い千切られると声がどんどん弱くなる。


 悲鳴は小さく、バリバリと骨を砕く咀嚼音、内蔵が吹き出して壁の外はもう目も当てられない光景。


「離れましょう」


 私は皆を連れて外に出る為にユカリを引っ張る。


「でも、友達が・・・」


「そいつはもう死んだわ、苦しみ抜いて死んだのは可哀想だけど、このままだと彼女の精神が崩壊するわ」


 現に彼女は何も出来ないと悟り壁越しに謝っている。


 ユカリはやむを得ずその場から実優を連れ出した。


「生き残ろう、死んだ友達の為に」


 情けないくらいに泣き喚いた実優はユカリに何度も励まされて今度はユカリに惚れたように怯えながら固執するようになってしまった。


 人間は相変わらずチョロい、凄惨な場面の後に優しくされるとすぐにコロっと鞍替えするんだから見てて楽しいわ。


 ユカリは私を少し疑問視しているが問い詰めることなく外に出る為に逃げた近くにあるレバーを引くと二つの扉が開いて私が用意した【回帰人形】に皆で触れると脱出。


 私はある物を手に入れてから水星に戻ることにした。

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